nastac.net

フルマラソンサブ3とODトライアスロンラン(10km)40分の両立を目指すトレーニング方法、遠征旅費削減に役立つマイル獲得方法の研究。市川市の投票率の低さへの嘆きはhttps://www.nastac.net/ichikawa-sweepersにて。

BRIDGESTONE CYCLE (ANCHOR) ブリヂストンアンカーカタログ・インプレ情報

2021年モデル情報

カタログを入手したので速報します。

・2020年対比殆ど変化なし。コロナ禍で業界全体的にパーツ供給が遅れている模様で、今年は微妙なカラーリングの違い以外、ほぼ変化のなさそうな年。

・カタログが中綴じになった。

今回もロゴなしは選べない模様

・新色: 光が当たるとラメが虹色に輝くスペシャルカラー ホログラム(HO): 税抜+15,000円

21年度アーリーモデルの商品情報を掲載しました - 新着情報 | ブリヂストンサイクル株式会社

 

2020年モデル情報

・レーシングライン(RS系)とアクティブライン(RL系)

・RS系はダウンチューブにBRIDGESTONEロゴ

・プロ仕様RS9sの市販化

・ディスクブレーキ採用のロードRL6D

・シンプルスタイルのカラーリング選択肢増

あたり。ロゴ無し選択権の復活はならず。

2019年モデル情報

2019年カタログから何とジュピター、ニュースクルといった実用車がカタログ落ちしていることが判明!非常に残念。誰が決めたのでしょう。

電動アシストにシフトすると言ったって、伝統のジュピターを消しちゃダメでしょう。。将来、ジュピターをオマージュしたデザインの電動アシストが出ることを切に願う。 

アンカーブランドの迷走といい、最近のブリヂストンサイクルの意図は意味不明。自転車への拘りがなくなったというか、自転車に関して素人が経営やってるようにも映る。(酷評すいません)

ANCHOR 2018新車発表会

2017/11/3 BSアンカー新車発表会概要を下記いたします。朝トンボ帰りのつもりで行きましたが、ついつい話し込んでしまい、1.5h滞在してしまいました。何人か初めてのBSC社員とお話し、名刺交換できました。全体的にこじんまりとしてましたので、見やすかったです。

・全車種: ブランドが「ANCHOR」から「BRIDGESTONE ANCHOR」になりました。ブランド戦略として、迷いや中途半端感を受けました。
アンカーマークの代わりにBロゴがフレーム(ステム下部、正面から見た時に見える位置)に。相変わらず、「ロゴなし」、「BRIDGESTONEロゴ」は選択不可。気長に待ちましょう。

RS8, RL8: RS9同様PROFORMAT採用し、フォーク形状変更。(カーボンはこういうモデルチェンジがあるから、最新モデルを買ってもキリないんですよね…)

RS8, RL8: EPSEモデル用意。(エキープスペシャルエディション。RL8の方は、カタログにはない裏モデル)

RL3: PROFORMAT採用ながらも安価なロングライド。フラットバータイプだとなんと10万円切り。

RNC7: レーシングモデルがなくなりカラーリング変更。これは賛否両論あると思います。25周年モデルは50台限定で2018年2月に発売予定。電動シフト対応のフレームになっていました。

特筆は、カーボンフォークの選択が不可になるという改悪(過去もありましたが、今回2度目)!これは痛いです。

その他: 他車種、タイヤチューブ、ケミカル類の展示もありました。

RNC7 vs RL8 (2015) インプレッション&レビュー

フォーク形状が2018モデルで変更になったRL8ですが、旧式のRL8との比較をします。

◆ポジション
RNC7のが深い前傾姿勢。ホリゾンタルのためRT9のようにTTにしちゃうか構想もあったが、RT9ほどステム高は低くならず、リアルTT機としては使えない。(ステム高 RT9: 約81cmに対しRNC7: 約90cmが限度)。RL8はRNC7に比べるとだいぶアップライトなポジション。

◆乗り心地
RNC7のが特有のボヨンボヨンしたしなり(しなやかさ、と言われている)がある。RL8もカーボンと思えないようなマイルドさで、レーシングモデルやアルミフレームのような突き上げによる手の疲労感は全くない。

◆重さ
言うまでも無くRL8に軍配。ヒルクライム用途想定ならRL8。ただ、ロングライドという用途であればRNCがそこまで不利ということも無かろう。

好みの問題だが、普遍的なRNC7にはやはり魅力を感じる。どちらか一方手放すとなったら、私はRL8を手放す。

◆子乗せ
こっからが本ブログならではか。育児とトレーニングを両立させるべく、RNC7でこれをつけて河川敷スプリントとかやってました。しかし、程なくフレームに傷が付き断念。お蔵入りとなっています。普通に使用する分にはいい商品。

 

 

 

◆その他
2016年モデルから「ロゴ無し」でのオーダーが出来なくなったので復活して欲しいのと、ANCHORの替わりにBRIDGESTONEロゴの選択権も欲しい。

ブリヂストン ジュピター (BSサイクルよなぜこれをカタログから落とすのだ!?)

旧東海道 北品川のKAIDOというカフェで、店主が使うダイヤモンドフレーム&ロッドブレーキ(2006年まで販売)の実機材を見かけたので紹介。

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状態の良い中古で入手して、大事に使っているとのこと。

ちなみに2019年版カタログを見ると、ジュピター含む実用車がカタログから消えていた!生産終了とのこと。電動へのシフトはわかるが、これは残して欲しかった。どうせならジュピターのデザインをオマージュした、前輪ハブ変速で電動アシスト自転車が出て欲しい。もう一度ホリゾンタル出してくれんかね、BSサイクルよ。。。

【フルマラソンの愉しみ方】自分の地元でコースデザインし走ってみた

第124回ボストンマラソンが、好きなコースを走って記録を申請するバーチャル開催とという形になったことをきっかけに、自分の近所でマラソン大会を企画するレースディレクターになったつもりで42kmのコースをデザインしてみました。

 

下見兼ねたデザインは自転車で計4回、路面状況や交通量等を確認し、2020/9/8の本番に臨みました。

 

 

スタート&フィニッシュ: 行徳常夜燈(千葉県市川市)に設定し、地元のランドマークを盛り込んだコース。[1]&[33]の常夜燈、[29]中台神輿、[3]伝統の行徳小学校、宮内庁新浜鴨場(天皇陛下が雅子さまにプロポーズした場所)、[7]東京ディズニーリゾート、[24]行徳富士(負の遺産)、等々。

 

Start&Finish: Gyotoku all-night light (Ichikawa-shi, Chiba Pref. Japan)

My local landmarks are fully included; [1]&[33]Traditional Gyotoku Jyoya-to, [29]Nakadai-mikoshi, [30]elementary school, duck-hunting ground for the Imperial Household Agency (where the current emperor Norinomiya-sama proposed to the current queen Masako-sama on 3 Oct 1992), and very popular [7]Tokyo Disney Resort, and so on!

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スタート:

市川市

行徳常夜燈

http://www.city.ichikawa.lg.jp/edu09/1511000007.html

言わずもがな行徳のシンボル。旧道へ続く道路の道幅が広いのは、当時栄えていた面影らしい。ここをマラソンのゴールにすると面白いだろうな、という構想は前から持っていた。

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今井橋(通過)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BB%8A%E4%BA%95%E6%A9%8B 

少し手前に渡しの跡があります。

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浦安橋(通過)

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%A6%E5%AE%89%E6%A9%8B

 

吉野屋

牛丼の吉野家ではなく、屋形船の吉野屋。 

https://www.funayado-yoshinoya.com/

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石原さとみ氏が東京地下鉄のCMでロケしに来たことも。

(吉野屋は13秒付近で登場)▼

 

 

浦安市へ

 

堀江ドック

船着き場です。関係者以外立入禁止ので、この先は見ていません。

http://urayasu-sanpo.com/11/urayasu/36horiedock.html

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堀江橋

渡ると舞浜へ突入。(橋に名前は書いていませんが、浦安カタログによると、堀江橋と言う名前のようです)

 

東京ディズニーリゾート

凡そ8km地点。ランド、シーと続きます。

https://www.tokyodisneyresort.jp/

 

浦安クリーンセンター

人気のない通り。釣り人と思われる車の路駐、不法投棄多数

http://www.city.urayasu.lg.jp/todokede/gomi/clean/index.html

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浦安市運動公園野球場

http://www.city.urayasu.lg.jp/shisetsu/sports/baseball/1018090.html

 

運動公園前交差点右折

15km地点

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伝平橋を渡り京葉線と合流、右手に浦安鉄鋼団地

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この辺り、なぜか通りの名前が花になっています。 

工業地帯で花とは無縁であり、通りの名前の花はどこにも咲いていなさそうですが。

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富岡交番交差点右折、中央公園通りを進む

 

浦安南高校

https://cms1.chiba-c.ed.jp/urayasuminami-h/

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日の出橋を降りて左手遊歩道から浦安市総合公園

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20km地点通過。

http://www.city.urayasu.lg.jp/shisetsu/kouen/1005625.html

 

浦安市墓地公園

http://www.city.urayasu.lg.jp/shisetsu/kouen/1005625.html

墓地公園と言っても、怖い雰囲気は特になし。途中干潟では、干潮時に潮干狩りする人の姿も。(海は立入り禁止)

 

浦安高校

https://cms1.chiba-c.ed.jp/urayasu-h/

松の木の通りを過ぎながら、左手に見える学校が浦安高校。

 

猫実川歩道橋

25km地点。これを渡ると市川市へ。

 

市川市へ

野鳥観察コース

https://www.city.ichikawa.lg.jp/env09/000047624.html

土日は中の方まで見ることができる。

 

2020年10月にオープンした野鳥観察舎。望遠鏡が置いてあり、野鳥を見ることができます。

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新浜通り

たったの800mながらも、市川市が実験的に作った自転車通行帯がある。

 

妙典橋

この登りで30km地点。勾配7%とのことだが、この登りでこたえてくるようでは練習不足。 

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%99%E5%85%B8%E6%A9%8B

 

江戸川河川敷

橋の途中から右手(横断歩道ではないので車に十分注意)が河川敷に繋がっています。

 

江戸川放水路0km地点標識

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クリーンスパ市川

田尻交差点を左折するとクリーンスパ市川が見えます。

 

 

行徳富士

市川大橋を渡る途中で右前方に見えてくるのが通称「行徳富士」。東京都江戸川区の産廃業者(中野建材興業株式会社: 現場に標識あり)が約20年に亘って残土と産廃の不法投棄を続けた結果できた山。非公式かつ不名誉ながらも、40m程度の高さに達し、市川市最高標高を記録。

既に土地は差し押さえられ、国有地化し、入口らしき道も封鎖され、山への立入はできない。付近は実に退廃的で荒んだ雰囲気が漂う、行徳の負の遺産。雨で溜まった沼のような水たまりにびっしりゴミが浮いており、どんな有害物質が溜まっているのかも不明。

終末処理場建設予定地だが、いつになることやら。

http://www.pref.chiba.lg.jp/gs-edogawa/jigyou/shinchoku/index.html

 

千鳥町交差点を右折

程なく35km通過。先ほどの野鳥観察の裏側。

 

行徳駅

そのまま北上して高架を通過し、旧道へ向かいます。

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行徳街道(旧道)

押切交差点を右折すると行徳街道(旧道)です。 妙典地区とは違い、バイパスから北側は寺ありきで道ができているので細かい路地多数。この旧道も交通量多い割に細い。

 

行徳あけぼの保育園

http://www.akebonogroup.jp/gyotoku/ 

 

中台製作所(行徳神輿)

http://www.mikoshiya.com/

 

行徳小学校

1873(明治6)年2月16日、徳願寺を仮校舎として開校した伝統の小学校。

https://ichikawa-school.ed.jp/gyoutoku-sho/

 

江戸川河川敷坂アプローチ

よく坂道ダッシュをした150m程度の坂。

 

江戸川河川敷

[21]の対岸側。

 

フィニッシュ: 常夜燈

新しく架かった行徳橋前の横断歩道から、旧江戸川沿いに進み、フィニッシュへ。 

 

 

#finishSTRONG #Boston2020

 

 

マラソンコース設計を通じて、地元の気づかなかった道や風景等、思わぬ発見をしました。地元の距離感覚も分かってきます。是非皆さんもコース設計してみてください。

 

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以下、ボストンマラソンについて説明します。

 

エントリー資格

前年9/15以降のフルマラソンで基準タイム(Boston Qualify: BQ。ネットタイム)を記録した人にエントリー資格がある。(ぎりぎりだと足切りとなってしまうため、実質最低でもBQ-4分程度のタイムが必要)

 

2018.11.23 大田原マラソン 3:07:58

2019.1.28 館山若潮マラソン 2:59:09

 

大田原は陸連公認コース、陸連公認大会のため間違いないが、弊カテゴリー(40-44男)だとBQ=3:10:00であり、僅か2分強のため足切りほぼ確実。従い、ダメ元で館山若潮マラソンの記録でエントリー。

 

2019.9.11 23時(米東海岸10時)にBQ-10分アンダーのスロットでエントリー開始

 

同23:10頃 エントリー

 

2019.9.17 5:34 館山若潮マラソンの記2:59:05)で受理されました!

 

記録申請は、東京マラソンなどIAAF公認大会はプルダウン選択になっており、それ以外はボックスに大会名と公式サイトURLをインプットし、記録証pdfをアップロードし、エントリー。後日事務局から審議結果がメールで受け取るようになっている。

 

館山若潮マラソンは日本陸連公認大会でも公認コースでもないが、記録証も公式サイトも全て日本語なので、

・記録証に手書き英訳を付けpdf化

・エントリー後に自動メールで来るメールに記載されているreference number IDを付け、公式サイトから記録サイトへの行き方を事務局 registration@baa.org にメール送信

した。

 

 

出場が決まったら航空券と宿の手配。

 

航空券はANAサイト周遊・複数都市の特典航空券を予約。エコノミークラスは55000マイル。STAR ALIANCE系列でUnited航空運行。往路はニューヨーク(JFKではなくEWR)、復路はシカゴ(ORD)経由を選択。

 

特典航空券での搭乗分にはマイルはつかないので注意。特典航空券の取消は3000マイルかかる。別の日の同一便には税金サーチャージの増減調整分のみで変更可。

 

アメリカ入国にはESTA登録が必要。

 

ボストン市街地のホテルはこの時期1泊4-5万は当たり前。地下鉄利用前提で、少し市街中心部から離れたところを検討する。

 

 

ブロンプトンを持っていこうと思う。おすすめの専用スーツケースはこちら。

http://bike-cases.co.uk/product-folding-bike-box.php#sthash.DjLQrdE6.XPRmbNfE.dpbs

 

 

EXPOは東京マラソン同様、レース前3日間(月曜がレースのため、金土日)で開催。

集合場所は、トリモントストリート。そこからバスに乗ってスタート地点のホプキントンに移動。アスリートヴィレッジがある。

 

富士登山競走 五合目コース 攻略法

(最終更新日: 2023/7/29)

 

レース概要

エントリー時期: 3月3週目月曜21時付近 (特に五合目コースはエントリー開始15分程度で枠埋まるので注意!)

開催日: 7月4週目金曜

公式サイトhttps://fujimountainrace.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/

 

市民ランナーグランドスラム※の一角を担う、富士登山競走。

 ※市民ランナーグランドスラム: 以下①②③を達成すること(順序は問わない)

  ①フルマラソン3時間以内完走

  ②100kmウルトラマラソン10時間以内完走

  ③富士登山競走山頂コース制限時間(4時間半以内)完走

更に、同一年で達成することを「年間グランドスラム」と呼ぶようです!なお、③の山頂コースは、五合目を2時間20分以内のタイムで通過/フィニッシュすると次の年から3年出走資格が与えられる。即ち、③の達成は最短でも2年越しという訳です!奥深い!そして、誰が③を指定した??大変じゃないか!!

最初の500m以外はひたすら登り続ける、一時(いっとき)も下りなしの「登り一辺倒」という意味で、ロードレースやトレランとは全くの別競技。馬返し(11km地点)までの舗装区間のスピード登坂力と、登山道入った後も4km余りゴリゴリ登り続ける筋持久力が必要。(山頂コース未経験のため、山頂コースについてはノーコメント)

 

次回大会参加者へのアドバイス

以下参考にいただき、例え初参加でも安全で満足度の高いランナーが増えることを願う。

(1)心構え

自然相手の特殊どMレース。安全第一、自然に感謝、譲り合い(参加者は敵ではなく同志)、1年棒に振る(クリック合戦敗退/荒天で山頂コースが五号目打ち切りもしくは大会自体中止/その影響で渋滞に巻き込まれ力発揮できず等)ことを受け入れる「心の寛容さ」が何より必要。

(2)日頃の練習

ズバリ、暑熱耐性+傾斜登坂力+山岳登坂力+登り続ける持久力(+山頂コースの場合は高山耐性)が必要。よほどの登りのポテンシャルがある人でない限り、いつものジョグ、いつものロード練習だけでは不十分。いつもの練習でベースを作った上で、2ヶ月前くらいから2種類の登りの練習「8%以上の傾斜をつけたトレッドミル」と「繰り返しの階段登り(自分の場合、800段を3セット)」を計画的&継続的に行う必要ある。年に一度の唯一無二のレース。後悔しないためにも、時間と金使ってでも十分な装備&補給を持って現地試走した方が良い。熊出没注意の立て札あるので鈴も。

(3)ペース/走り方

・特に五合目コースの時間、最初の3kmの市街地走行は暑いので、暑さ対策が必要。

馬返しまでの目標時間: 山頂完走:60-65分、山頂権利獲得:65-70分。ただし、全力突っ込みではなく8割程度の力で馬返しは通過したい。「馬返しまでは走れ」の格言は正。登山道では、攻めの歩きと「走れる場所になったら走るんだ」という覚悟が必要。

・登山道での足の置き方(躓いたり滑ったりはなかったが、何人か転倒したり、流血している人も)に注意。深めの段差を登る場合は、膝に手を置いてリズムよく登ると体力消耗を防げる。

補給は全エイドできちんと摂る前提で、その上でスポーツようかん、ラムネ(ブドウ糖)も持参すると良い。(山頂コースでは、5合目越えるとエイドは水だけ) また、熱中症対策に首や頭に水をかけてもらうことも有効。

 

(4)携行物/五合目受取荷物

キャップ、サングラス、ネックウォーマー、ホイッスル、サイクルシャツ(背中ポケットに防寒着上下)、肌着(FINETRACK)、ランパン、ゼッケンベルト、スマートフォン、5本指靴下、シューズ。

・潰せるシリコンのマイコップ/ボトルがあると便利。エイドで水を酌んで、口を閉じて自分の好きな時に飲む、かけるということができる。ドリンクボトルやチューブだと重さが気になったり、走りにくくなる。

・とにかく登り続けるので、軽めのシューズ、軽装が有利。ただし、相当汚れたり、山頂コースの場合はボロボロになる点は想定しておく。

・足攣り対策のため塩タブレット系(スタート地点やエイドでももらえる)携行推奨。

・五合目フィニッシュ後は、10分程度歩いて緑の袋を受け取ることになる。そして、指定の休憩所で着替えることが可能なので、着替え、タオルとサンダル、靴入れ袋があると良い。走り終えた後の五合目は意外と寒い場合もあるので、防寒具も入れておくと良い。

・山頂コースは途中棄権リスク対策のため、ポケッタブルな防寒着上下、登坂のため軍手、下山時ホコリ対策のためマスクの携行を推奨。

 

(2021/5/30加筆)

富士登山競走攻略法オンライントークショー

https://www.youtube.com/watch?v=z3-7Hm-n-uA

からの、松本大氏と吉住友里選手のアドバイスを下記します。ためになるお話ありがとうございました。

・(中継現場である) ホステル1889の紹介

 

コース概略

・ロード、山道、岩場(山頂コース)とシーンが変わるレース。全て通しで練習するのは難しいので、分けて練習すると良い。(吉住選手)

・五合目コースと山頂コースは全く別のレース。五合目コースの場合は前半11kmがロード。後半4kmの登山道で巻き返すのは難しいので、ロード練習をしっかりやって、最初からぶっ飛ばしていく必要あり。市役所から馬返しは、最初は斜度緩いが、中の茶屋以降キツくなっていく。馬返し〜五合目までが昔の人達が登った神聖な空気が流れてて一番好き。(吉住選手)

・山頂コースの場合は、タイム的には五合目で(山頂コースのフィニッシュ)半分くらい行くイメージ(吉住選手)

・上に行けば行く程低酸素となり頭が働かなくなるので、五合目までは半分眠りながら走るくらいがちょうどいい。五合目からスイッチオン。七合目まではジグザグとした緩やかな砂礫。10mくらい前を見ながら、一歩一歩足を置くところの見極めが重要。地面をよく見て、砂ではなく石ころの上や、他の人が踏んだ足あとに足を乗せると沈まずに済む。蹴らずに置いていく感じ。ロードと違って、同じ歩幅である必要はなく、小刻みな1歩も重要。七合目以降はよじ登る岩場。3000mくらいから酸欠で頭くらくらしてくる。ただ、走る必要はなくなる(よじ登っていく)ので、楽に行けば良い。しっかり息を吐くこと。呼吸に合わせてリズムを作っていく。(松本氏)

・蹴ると砂礫に埋まってしまうので、早歩きのようにして、沈まないうちに次の足を出す。岩場終わったら、酸欠状態で身体は重いしかなりきついが、気持ちで登る。(吉住選手)

・脚ではなく、身体全体を使う登り方。気をつけの姿勢から身体ごと前に倒れると、自然と足が前に出る。倒れる力を使って登る。(松本氏)

 

有効なトレーニング、ケア

・登山道を早く歩く練習としては、様々な有酸素系をやるとよい。自転車(置く 足の動き方が近い)、クロスカントリースキー(パワーハイクに似ている)がおすすめ。(松本氏)

・登りに有効な筋トレは、体幹(コア)プランク等 腸腰筋 引き上げる筋肉 トレッドミルで傾斜をつけて走るペースで敢えて早歩きをする。また、低酸素ジムに行ってトレーニングしてた。(吉住選手)

・自分は富士山が好き過ぎて大阪から富士吉田に移住した。ほぼコース上に家があるので、気が向いたら行ける環境にある。試走するなら1週間前くらいまでに。ワーケーションで訪れるのも。そして、ケアは筋膜リリースなどのセルフケア、入浴。入浴は毎日。温泉で交代浴。温泉大好き。(吉住選手)

・大会1週間を切ったら休養も練習。ジョグで繋いだり、3-4日前に階段ダッシュとかで刺激入れる。前日はリラックス。この大会は心のエネルギーも重要。(松本氏)

 

高山病対策

・かかりやすい/かかりにくいはその人の体質にも依るが、順応は誰でもできるので、下見で山小屋に宿泊するのも良い。山頂のお鉢2kmくらいを何周かしたことも。(松本氏)

 

補給

・練習で使って自分に合ったものを本番で摂ると良い。本番で初めて試すのはやめた方が良い。個人的には、アミノサウルスは美味しいし効くのでおすすめ。山小屋が続くので、ZIPLOCにお金持って行って、山小屋で買って補給もできる。(吉住選手)

・背負わない方が良い。大会本番は給水所しっかりあるので、食べ物もジェルとか重量小さいもの。吉田口の登山道は山小屋が続く。途中山小屋で買って補給もできるので、小銭持参を。(松本氏)

 

装備、服装

・1000mごとに6℃下がる。スタート地点(富士吉田市役所)770m、山頂3700mなので約3000m登ることになる。スタート地点の服装に合わせ、マラソン走るみたいな格好。上に行くにつれて寒くなり、20℃近く下がっていく。自分は身軽にしたいので、ジャケットを腰に巻いてウエストポーチを身につける程度で走る。シューズは、自分はロード用。グリップあるものもあるし、十分登れる。ヘルメットは、五号目で借りて被る(チェックポイントで被っていないことが判明すると失格に)。安全面からすると練習で登山する時は被った方が良いんだろうが、本番では最初のロード区間は邪魔になるので、五合目で借りて被ると良い。(吉住選手)

・シューズは、慣れてて走りやすいシューズを。トレラン用である必要はない。何を踏んでるかがわかるくらいのシューズ 厚底だと捻挫になりやすいかも。レース後寒くなるので、薄手のジャケットは持って行った方が良い。(松本氏)

 

参考

NHKBS1のランスマという番組で、ハブ(ハブサービス)氏が3度チャレンジしていた。以下の成績、見事に山頂完走!

馬返し 五合目 八合目 山頂
2018 1:09:20 2:11:50 3:54:31 4:27:48
2017 (不出走)
2016 1:07:13 2:05:05 (五合目打ち切り)
2015 1:12:26 2:16:23 - -

 

運営的な感想、改善を期待する点

◆五合目コースで、YouTuberみゃこ氏の選手宣誓と救護ランナーのエイエイオーは素晴らしかったが、暑い中色んなおじさんが出てくる挨拶セレモニーは長すぎてしんどかったので、改善して欲しい。

◆市長も挨拶で言及していたが、富士吉田市も避暑地のはずが朝9時で既に30度近い。安全のため、過去のように五合目コースは朝8時半スタートが良い。

参加費が大幅に値上げになった。山の環境保全には理解するが、逆に安全に関係ない要素のコストはできるだけ落として欲しい。(例えば立派な冊子。必要な情報は概ね公式サイトでPDFが公開されていたし、それで十分では?安全ピンも、基本は自分でゼッケン留め準備推奨など)

◆エイドはコップ式に戻ったので、セルフ式よりは渋滞改善方向になったかな。

◆ボランティアすると翌年優先エントリー権が得られる仕組みは良いと思う。

 

2023年(第76回) 五合目コース 結果

計測ポイント スプリット ラップ
     
馬返し 01:06:03  
Finish 02:06:12 1:00:09

 

装備
MIZUNO キャップ
TRUSCO 業務用保護メガネ
ADIDAS スパッツ
RAPHA フェイスマスク
シリコンコップ&ホイッスル(首からぶら下げる)
※シリコンコップは、エイド後にも水溜めた状態で歩き、適宜水を飲んだりかけたりして役に立った。
RUY THE SKY IS LIMIT Tシャツ
KAPELMUUR サイクルジャージ(左 カロリーメイト 中 救急キットとマイナンバーカード 右 塩タブレット予備)
※背中ポケットは何気に重宝。
FINETRACK 肌着
FLIPBELT スポーツようかんx2 カロリーメイトx1 iPhone (そのうちレース中に食べたのはタブレット4つ、スポーツようかんx1)
HOKAONEONE ROCKET X
※シューズは当初、履き古したオールラウンダーのMIZUNO WAVE SHADOWで走るつもりだったが、型落ちセール品のROCKETXが間に合って河川敷走ったり階段登ったりしたら足にフィットして軽かったので、汚れたりボロボロになること覚悟で使ってみたところ大成功。山岳区間での不安定さやグリップ面は余り気にならなかった。登りは足上げる機会が特に多いから、シューズは軽い方が良い。
C3FIT 5本指靴下
日焼け止めと虫除けを噴霧

 

朝〜レース前に採ったもの
・カルビー ベイクドオーツ コップ1杯分
・ローヤルゼリー入りのエネルギーゼリー
・アミノバイタルPRO(会場で配布)
・ポカリスエット、水

 

練習内容

過去2回が悔し過ぎたので、どんな練習をすればタイムクリアできるのかを考えて練習してきた。5月は自転車(18kmTT)中心で臀部を意識。6月からラン中心にし、まだ本格的に暑くなる前の時期から、昼の時間も積極的に走り、暑熱順化を進め、月間300kmで土台を作った。
6月最終週から週1で坂道即応練習(試走1回、傾斜トレッドミル3回)。7月はラン距離には拘らず(と言うか週末の練習の強度が強すぎて疲労が抜けずバイク中心にせざるを得なかった)、バイクのTTで臀部を意識。また、7月急遽本業での出張も入って3大イベントとなり精神的にもタフだったが、7/2に、同じ暑い中9時過ぎスタートと言う本番さながらの条件で斤量背負ってそこそこ走れたという手応えのおかげで、7月の練習を余裕もってできた。また、コースがわかっていると、精神的にも楽に走れる。


前日〜当日過ごし方
(夕食までは略) 22:20頃温泉大浴場へ入浴し22:55には就寝。前日睡眠不足だったので、すぐに眠れた。
当日朝5:55頃自然と目覚める。トイレを済ませベイクドオーツ食し、温泉大浴場へ一風呂。
7時にチェックアウト。7:10に出発し、7:40頃鐘山グラウンド第2駐車場に駐車。
靴下とシューズをしっかり履き、歩いてシャトルバス乗り場へ。
8:00にバス出発、8:10頃着。

 

レース展開
スタートは五合目コース最前列のFブロック。スペシャルナンバーカードの選手に続く2列目と絶好の位置どりだったので、スタート直後詰まることもなく、行ける無理ないペースで行ったらオープニングラップ(最初の1km)がたまたま4分半、序盤の3km過ぎての最初の給水地点を14分台で通過できたのは上々。去年は2kmでバテ、今回も暑かったが、ひなたの区間は最初だけと割り切って苦手意識持たずに行けた。

目標ペースとしては、登り坂に入る3km以降は1km毎に30秒程度遅くなるイメージで望んだ。結果、それに近い形となった。狙ってできるものではないが、だんだんと斜度が急になるので、概ね出力イーブンで行けたと言うことなのではないか、そしてそのイーブンのレベルが過去2回よりも上がってたということだと思う。

馬返し通過ラップは1:06:03。想定ペースは69分。過去2回は馬返し前の1-2kmの激坂で大ブレーキしていたので、正直どのくらいで通過できるのか最後まで読めなかったが、意外だった。

山岳区間ラップは1:00:09。試走でも馬返し以降の山岳区間はだんだん涼しくなって余裕度が増すことがわかっていたので、馬返しを上記タイムで通過できて気持ちに余裕があった。シューズの効果も大きく、軽やか。狭さがネックで抜けないところもあったが、そういうところでは後ろについて補給をとったり力を溜めておいて、抜けるところで積極的にランナーを抜く「攻めの歩き」ができた。これはまさに階段登りの成果。膝に手をついて反発で登る作戦は、水かけてもらった時にスパッツもびしょ濡れになって、滑って余りうまくいかなかった。

 

補給
過去2回はドリンクチューブ背負って臨んだが、今回は軽さを重視して背負わず、給水をしっかり摂る戦略に変えた。補給もそうだが、頭や首に水をかけることで体温を下げることは、止まるタイムロス以上にメリットが多いと感じた。どこのポケットに何を入れておくと出し易いか、滑り出ないか、食べ易いかと言うのも考えた。

 

山頂コースに向けて
失敗を重ね、どういった練習をする必要あるかが精度高くわかってきた。逆に、こういう練習をしないと通用しない、と言うこと。今回してきたことを繰り返してさらに頂上を目指すことを考えると大変だが、まずはモチベーション。そして、
・4時間以上動き続ける体力養成
・五合目〜山頂の対策(手袋は必須と聞く。あと、高山病対策)
・補給&携行品の戦略(五合目より上のオフィシャルエイドは水しかないようなのでエネルギー補給は絶対に必要)
といったところか。

 

2022年(第75回) 五合目コース 結果

ネットタイム2:31:22。(2:31:35, ロス13秒) 7月初にコロナに罹患し7月中旬まで棒に振り、完全に実力不足。開始2kmで暑くて早くもバテる。斜度の高い坂道も、明らかに3年前より遅いことを自覚。「馬返しまでは走れ」の格言を守れず。。馬返し通過1:17:57で、目標を完走(完歩)に切り替えた。無事に完走(完歩)できてよかったが、それ以外何もないレース。

 

計測ポイント スプリット ラップ
Start 00:00:13  
馬返し 01:18:10 1:17:57
Finish 02:31:35 1:13:25

 

グリーンダカラ1.5l背負ったが意外と飲まず(あまり腕を振れないデメリット)、斤量になっただけ。ボトル持つにしてもミニPETボトル持って序盤は水掛けて(2lPETは空でもかさばる)、給水は給水ポイントで確実に取っておけば大丈夫だろう。3合目以降は涼しくなり、階段登りの練習が効いた場面はあったが、コロナ罹ってなくても(7月5日にPCR陽性判定により、トレーニング約10日間完全中断)、6月までの練習メニューじゃ通用しない。暑さに弱過ぎる。日中も走らんと。。じわじわとした登り走らんと。。斜度付きトレッドミル??

 

3年前と変わったこと
・拠点間シャトルバスの移動が充実
・五合目スタート時刻 8:30→9:00に
・当日受付も可能に
・宿泊場所を変えた
・階段登り練習は効果感じた
・シューズはニューバランスのトレイル用MINIMUS MR10RX2

 

3年前と変わっていないこと
・暑さへの弱さ

 

2019年(第72回) 五合目コース 結果

0次予選(クリック合戦)

2019/3/18 21時エントリー開始の、第72回富士登山競走エントリー(通称: 0次予選)結果詳細です。次回以降参考にしてください。

・5分前からはやアクセス困難になり、30秒の自動更新カウンターによる自動更新待ち画面に。

・0からまた30に戻りカウントダウンがループするも、たまにページが繋がり、1画面ずつつ先に行く感じ。

 ・1画面ずつでも、進めばバグることはなく、情報入力、決済の画面と進み、何とか21:11にエントリー完了。 

・その後程なくして21:14、即ちエントリー開始から僅か14分で五合目コース締切!

・その後画面遷移が落ち着いてきたと思いきや、20分で山頂コースも締切!

RUNNETに予めしてスタンバっておくのは当然ですが、クレジットカードの番号入力とか認証にモタツいてたらアウトの、厳しい0次予選でした!こんなにシビアなクリック合戦は、2013年に経験した湘南国際マラソン以来です。

 

2:24:40(Eブロックスタート。ロスは手元時計で58秒程度)

計測ポイント スプリット ラップ
     
馬返し 01:14:01  
Finish 02:24:40 1:10:39

 

ラップ(手元時計)

0-1km 5:21/km
1-2km 5:12/km
2-3km 5:25/km
3-4km 6:05/km
4-5km 6:04/km
5-6km 6:29/km
6-7km 7:16/km
7-8km 7:40/km
8-9km 8:05/km
9-10km 8:57/km
10-11km 10:48/km
11-12km 15:02/km
12-13km 18:13/km
13-14km 17:48/km
14-15km 14:26/km
ave. 9:36/km

 

折角クリック合戦(五合目コースはエントリー開始15分で締切)を勝ち進んだのにもかかわらず、山頂コース出走権(2時間20分以内)を獲得できず情けない結果に。

Eブロックスタートからキロ5分台前半で余力残して入るも、暑さで徐々にバテてしまい、格言通り馬返しまでは走り通したものの7km以降大失速し、馬返しまで74分。馬返し以降は実力的に余力なくほぼ歩きとなってしまい挽回できず、一瞬ロードに出たところでちょうど140分でジ・エンド。結局五合目フィニッシュまで145分かかり、山頂コース出場資格(140分以内)を得られず。サブ3ランナーだが、登りと暑さへの準備不足を露呈。

大会アンバサダーのほのかさん(CamCan専属モデル)は五合目コースに出場。よくある完走目標のゲストランナーの類として「モデルが出るのかよ、と冷やかしか」と見くびってたが、見事に2時間17分台で完走。しっかり準備されていた模様。記録も残して、責務を全うされて立派だと思った。甘かったのは私だった(涙)

https://www.youtube.com/watch?v=ePvfmG_ILOc&t=1731s

このYouTubeの23:08付近で見事に抜かれている。。

 

レース自体はやはり特別なものだったので、また厳しいクリック合戦から出直し、運よく五合目コースに出場できるようなら再チャレンジしたい。

 

 富士吉田会館(受付場所)

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スタート地点(富士吉田市役所前) 

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ロード区間(早くもバテ)

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馬返し (11km地点)

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地図

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鳥居 

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一合目

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 二合目

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 三合目

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四合目

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一瞬のロード区間。

出たところで140分経過しジ・エンド。。

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五合目(フィニッシュ)

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五合目からの眺め

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吉田うどん(300円)

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凡走の原因

まぁ全体的に甘く見てたということ。三言で言って「練習不足・準備不足・実力不足」に尽きる。1月にサブ3達成し、5月にトライアスロン(51.5km)ランを4:15/kmで走って完走したが、ここまで通用しないとは。。

1) ベースの不足

5月の南紀白浜トライアスロン以降、息子のスイム育成と最近は雨続きということもあって全くモチベーション上がらず、基本のJOGすら全くできていなかった。転勤は不利だが、途中駅から5km走るのをコツコツ続けることはできたはずで、言い訳にならない。

練習内容は、週1スイムと、ランについては週1~1.5の坂道ダッシュのみ。長距離は3週前に15km走っただけ。坂ダッシュを1回2kmとカウントしても、6,7月の平均月間ラン距離は30km程度と思います。5月のトライアスロンで4:15/kmで走れたし、坂Dやってればサブ3.5レベルならなんとかなるでしょ、と見くびってました。

2) 暑い中走る練習の不足

曇っている時間は良かったが、日差しが出るとかなり暑く感じ、8km程度でばててキロ8分に後退。登山道に入ると涼しくなるが、それまでのロード区間を、日差しが出ていてもしっかり走り切れるだけの地力が必要。もともと暑さに弱いので、ここは課題。適応するしかない。

3) 登坂練習の不足

「馬返しまでは走れ」の格言は守ったが、7km以降ペースは落ちる一方だった。メイン練習が階段登りだった2017年に出られてれば、、と惜しまれる。

4) 前日・当日の過ごし方のまずさ

・前夜に過去レースの情報チェック等でスマフォ見過ぎ。(0時~6時で6時間睡眠は確保したが、レースに向かう気持ちとしては甘い)

・当日朝、宿から会場まで荷物背負って4.7km自走。(涼しいからウォームアップ的にもよいだろうと思ったが、実は体力消耗?)

・スタート位置に並んだのが8:15で、かなり後方からのスタート位置。(実際は8時から集合開始だった模様。人数が1200人程度と少ないので最後方でもロス1分半程度かとは思うが、ボーダーラインの人にとっては大きい)

・スマフォを持ちながらの登坂(登山道は歩きながらなので撮影自体はロス少ないが、手を膝に着けて登坂することができなかった)

動線

7/25(木) 16:00 自宅発 → 車(中央道で2時間少々) →18:10 東吉田小学校駐車場着 → 18:30 シャトルバス(2km)→ 18:45頃 受付会場 富士吉田会館 → 自走(3km) → 19:40 宿着 → 0:00 就寝

7/26(金) 5:50起床 → 大(重要) → グラノーラとカロリーメイトを2本食す → 7:00宿発 → 自走4.7km → 7:45頃 富士吉田市役所前 → 8:00 荷物預け → 8:30 五合目コーススタート → 11:00 フィニッシュ → 15分程度徒歩 → 5合目荷物(緑色袋)の受け取り → 着替え → 10分程度徒歩 → バスが500mの長蛇の列!1時間くらい待ったか。。 → 13:30 市民会館着。程なくうどん売り切れ。。→14:40頃の抽選まで粘るも収穫ゼロ。歩いて駐車場へ。15:30 駐車場発 → 八王子まで大渋滞に巻き込まれ → 18:50着

 

 

その他リンク

 

 

 

南紀白浜トライアスロン大会 コース紹介&攻略

エントリー時期: 1月上旬

開催日: 5月第3週日曜

公式サイトhttp://shirahama-triathlon.com/ ※2020年(第7回)は中止。。

総じてよい大会でした。初心者にもお勧めですが、少なくとも「3年以内の1.5kmのOWSの記録」提示が必要で、 全くの初心者は参加できませんので注意が必要です。

そして、単純抽選ではなく選考のようなので、まずは選考されるところからですが、事務局に話を聞くと、スイムの記録および申告タイムが一つポイントのようです。(50分近くだと落選しやすいとか) 

 

コース紹介

スイム: 30分間の試泳のうち10分でも水に入り心拍数を上げておくこと、 最初の100mをしっかり落ち着いて自分のフォームで泳ぐこと、これを意識。 白良浜は透明度抜群も、300m先の沖は暗く、濃青緑色で底は見えず。沖に向かって泳ぐ往復のため、泳ぎ始めは波にひるまないよう落ち着いて行く必要あり。 200名前後のウェーブだったが、2週目もゴチャついていた。

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バイク: 約4kmを3往復し、約1kmミニヒルクライム区間へ。 STRAVAのチャレンジ区間になっていました。その後下って登って旧空港での3周回。 エイドは一切ないので、自分でドリンクの持参が必要。若干のアップダウンあるも、比較的走り易いコース。

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ラン: 旧空港から平草原公園に直接入り(普段は閉鎖されている入口)、 そこから下り基調。三段壁を右折し海岸線沿いを北上。白良浜以降は概ねフラット。 給水は凡そ2km毎。バナナが出るところもあり、特にエナジーゼリーは不要。 景色を楽しんでる余裕がなかったので、翌日バイクでゆっくり回りながら写真を撮る(笑)

 

旧空港から直通の平草原公園

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公園を出ると右手に展望台 

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 展望台からの眺め

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三段壁交差点(バイクコース折り返し。ランは右へ。まっすぐ進むと三段壁) 

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三段壁からの眺め

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露天風呂 埼の湯 看板 

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白良浜 朝のスイムの時間に比べると大分暑い。

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熊野三所神社 

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100m程度?のビーチラン 

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 神社を超えると海岸線。左手前は足湯、奥に円月島を望む。

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円月島 

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イタリアン ペスカトーレ前 

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フィニッシュ地点! 

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フィニッシュ後: 朝受付時に預けた荷物およびT1での荷物はフィニッシュ地点付近で受け取れる。 T2での荷物およびバイクは専用シャトルバスでT2地点に戻って受取り、 3~4km程度自走してアワードパーティーに向かう仕様。

 

アワードパーティー: 選手は無料、一般の人は1000円。 地元ミュージシャンの演奏、表彰(総合、年代別、女性ベストドレッサー)、招待選手挨拶、審判長挨拶という流れ。 食事・飲み物がバイキング形式で出ますが、テーブル見てると食べ残しが多く、もったいなかったですね。。 神奈川県の藤沢の方から車で(!)参加された方と知り合い(スイム講習会の時に一緒で意気投合)、 SNS交換し今後のトレーニングを誓い合いました。チームでユニフォームパリッと揃えて幅利かせるのもいいですが(笑)、 こういう出会いもいいものです。

 

出店: チャンピオンシステムズのウェア、CEEPOのバイク(写真あり)、補給食の展示/販売ありました。

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回顧録 (2019年)

拙記録

種目

タイム

順位 (完走 636名)

S

35:47

414

B

1:38:26

413

R

42:16

73 (122人抜き)

TTL

2:56:29

295

※T1はBに、T2はBに含まれる(R40分切り: 43名、R42:30切り: 76名)

 

毎度のごとく狙ったように3時間をちょっと切るタイムで満足していますが、記録的には相変わらず進歩なし。

 

◆スイム: 阿嘉島練よりも前日のスイム講座が実戦的でした(笑) やはり、集団で泳がないと実戦練習になりません。 また、レース本番のコースを前日に丸々1周試泳できたのは全然違います。 (スイム講習会に参加しなくとも、自己責任ながら自由にコース試泳は可能)

 

◆バイク: 平均27km/h程度と実力通りだが、練習が少なすぎるため、何も語れません。相変わらず遅し。

 

◆ラン: 下り基調とはいえ、手元の時計(ランスタート~フィニッシュ)では4:15/kmを守れたのは収穫。 これはB-R複合練習が効きました。(細田雄一選手のアドバイス) ただ、ラン40分切りは遠い(今回切ったのは43名)

 

今回の学び

当日朝意識的に心拍数を上げておく重要性を改めて痛感。ただでさえ心拍数上がりがちなスタート直後、慌てずに入れた。

・T1時、着圧バイクウェアの着替えに手間取り、2分程ロスした。(弊方、日焼け対策のためトライウェアではなく長袖に拘ってます) 予め着ておくべきだった。

・Apple Watch。S→Bの際、竜頭ダイヤルに砂が付着し回せず(スイム時は誤動作防止のため竜頭を一定量回さないと操作できない仕様)、上手く操作できずロス。 水をかけると今度はタッチパネル操作が上手くできずロス。やはりランニング/トライアスロン専門の時計よりは操作性は劣るか。 また、Bではトンネル区間があり、その区間はGPSを拾わないため、表示上の距離が若干短く見えた。

・南紀白浜行の飛行機はCAPA小のため、選考結果通知前に航空券確保しておかないと、今回のように金曜入り&月曜出を余儀なくされる可能性大なので注意。

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・B21k-R5kの複合練習が効いた。ただ、ラン40分(トランジション含め)を切るには通常時10km 37分台程度までスピードの底上げをしないとダメなのでは、と思われる。

 

前日

白良浜から徒歩3分のマリオット南紀白浜に宿泊。このホテルのシングルルームは自転車を部屋に持ち込める!

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午前中はバイクコースを試走し、12:00-13:20まで山本良介選手のスイム講座。その後小休憩し、16時の競技説明会へ。説明会は時間厳守。

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入口で審判が厳しく入場チェックしており、遅刻したら入れてもらえない。この点、石垣に比べかなり厳格。説明会終了後、番号をマジックで手書きされたスイムキャップを支給され、それが説明会出席の証という形になっている。

18時頃、路地裏の「さいこう」で熊野牛肉そば1.5玉を食す。あっさりして美味し。若干お高めだが禁煙でくつろげ、お勧め。

さいこう 外観f:id:nastac:20190527072433j:plain

熊野牛肉そば1.5

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その他:

・アドベンチャーワールドなる動物園兼水族館兼遊園地があり、家族は丸二日楽しんでいました。パンダ見放題のようです。

 

・溝口和洋選手(伝説のやり投げ日本記録保持者87m60。現在農園?を営んでいるとのこと)を訪ねるの忘れた!

 

・高校野球の強豪、智辯和歌山は白浜から100km超ということで来訪断念。

 

・JR白浜駅

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黒潮しららオリジナルグッズも販売していました。(一部売り切れ) 

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特急くろしお 

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【改悪】ANA国際線 プレミアムメンバーの、プレミアムエコノミーへのアップグレードが有料化

プレミアムメンバーは無料だった、エコノミーからプレミアムエコノミーへのアップグレードサービスが2020年3月31日をもって終了。

 

(正確には、2019年9月30日をもって終了、2019年10月1日〜2020年3月31日は以下変更後運用のキャンペーン期間=マイルもアップグレードも0でアップグレード可能、という位置付け)

 

2020年4月1日以降はY,B,M,U,H,M,Vのエコノミーについて、マイル or アップグレードポイントにてプレミアムエコノミーにアップグレード可能。

鈴木一朗(元イチロー)選手 引退会見

MLB記録[2653試合出場 .311 3089安打 117HR 509盗塁] 

 

85分もの会見。正直、くだらない質問やまとまりのない質問もあったが、速記してみた。聞き取れなかったところは後で補います。。 と思いきや、途中まさかのCMでレコーダーに番組終了とみなされ録画予約終了に。。。

 

何にしろ、好きなことやりたいことを見つけて、見つかったらそれに愚直に取り組む、その積み重ね。望んだ結果が出るかはわからないが、そうしていれば後悔はないと。やはりこれなんでしょうね。

 

日本に戻ってプレーする気はなかったと言い切ったこと、打席での感覚(暗に衰え)の質問について一切答えなかったところに、ファンの求めるイチロー像を保つべくのプライドが垣間見えた。

 

アマチュアとプロの壁、最近の野球について、言える範囲とはいえコメントした内容は深かった。野球界への提言をどんどんしていただきたいところだが。。

 

 

 

 

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冒頭挨拶

「こんなにいるの? びっくりするわぁ。そうですか。いやぁ、この遅い時間にお集まりいただいて、ありがとうございます。今日のゲームを最後に日本で9年、米国で19年目に突入したところだったんですけど、現役生活に終止符を打ち、引退することとなりました。最後にこのユニホームを着て、この日を迎えられたことを大変幸せに感じています。この28年を振り返るにはあまりにも長い時間だったので、ここで1つ1つ振り返るのことは難しいということもあって、ここでは、これまで応援していただいた方々への感謝の思い、そして、球団関係者、チームメートに感謝申し上げて、皆様からの質問があればできる限りお答えしたいと思っています」

質疑応答

――現役生活に終止符を打つことを決めたタイミング、その理由は?

「タイミングはですね、キャンプ終盤ですね。日本に戻ってくる何日前ですかねぇ。何日前とはっきりとお伝えできないんですけど、終盤に入ったときです。もともと日本でプレーする、今回東京ドームでプレーするところまでが契約上の予定でもあったこということもあったんですけども、キャンプ終盤でも結果が出せずにそれを覆すことができなかった、ということですね」

 

――決断に後悔や思い残したようなことは?

「今日のあの、球場での出来事、あんなもの見せられたら後悔などあろうはずがありません。もちろん、もっとできたことはあると思いますけど、結果を残すために自分なりに重ねてきたこと、人よりも頑張ったということはとても言えないですけど、そんなことは全くないですけど、自分なりに頑張ってきたということは、はっきり言えるので。これを重ねてきて、重ねることでしか後悔を生まないということはできないのではないかなと思います」

 

――子供たちに是非メッセージを。(TBS)

「シンプルだなぁ。メッセージかぁ。苦手なのだな、僕が。まぁ、野球だけでなくてもいいんですよね、始めるものは。自分が熱中できるもの、夢中になれるものを見つけられれば、それに向かってエネルギーを注げるので。そういうものを早く見つけてほしいなと思います。それが見つかれば、自分の前に立ちはだかる壁に向かっていける。向かうことができると思うんですね。それが見つけられないと壁が出てくると諦めてしまうということがあると思うので。色んなことにトライして、自分に向くか向かないかというより自分が好きなものを見つけてほしいなと思います」

 

――今思い返して最も印象に残っているシーンは?

「今日を除いてですよね? この後、時間が経ったら、今日のことが真っ先に浮かぶことは間違いないと思います。ただそれを除くとすれば、いろいろな記録に立ち向かってきた……ですけど、そういうものは大したことではないというか、自分にとって、それを目指してやってきたんですけど、いずれそれは僕ら後輩が先輩たちの記録を抜いていくというのはしなくてはいけないことでもあると思うんですけども、そのことにそれほど大きな意味はないというか。今日の瞬間を体験すると、すごく小さく見えてしまうんですよね。その点で、例えば分かりやすい、10年200本続けてきたこととか、MVPをオールスターで獲ったとかは本当に小さなことに過ぎないという風に思います。今日のこの、あの舞台に立てたことというのは、去年の5月以降、ゲームに出られない状況になって、その後もチームと一緒に練習を続けてきたわけですけど、それを最後まで成し遂げられなければ今日のこの日はなかったと思うんですよね。今まで残してきた記録はいずれ誰かが抜いていくと思うんですけど、去年5月からシーズン最後の日まで、あの日々はひょっとしたら誰にもできないことかもしれないというような、ささやかな誇りを生んだ日々だったんですね。そのことが、去年の話だから近いということもあるんですけど、どの記録よりも自分の中では、ほんの少しだけ誇りを持てたことかなと思います」

 

――ずっと応援してくれたファンの存在は?(テレビ東京)

「ゲーム後にあんなことが起こるとはとても想像してなかったですけど、実際にそれが起きて、19年目のシーズンをアメリカで迎えていたんですけども、なかなか日本のファンの方の熱量というのは普段感じることが難しいんですね。でも久しぶりにこうやって東京ドームに来て、ゲームは基本的には静かに進んでいくんですけど、なんとなく印象として日本の方というのは表現することが苦手というか、そんな印象があったんですけど、それが完全に覆りましたね。内側に持っている熱い思いが確実にそこにあるというのと、それを表現したときの迫力というものはとても今まで想像できなかったことです。ですから、これは最も特別な瞬間になりますけど。ある時までは自分のためにプレーすることがチームのためにもなるし、見てくれている人も喜んでくれるかなと思っていたんですけど、ニューヨークに行った後くらいからですかね、人に喜んでもらえることが一番の喜びに変わってきたんですね。その点でファンの存在なくしては自分のエネルギーは全く生まれないと言ってもいいと思います。え、おかしなこと言ってます、僕。大丈夫です?」

 

――イチロー選手が貫いたもの、貫けたものは?

野球のことを愛したことだと思います。これが変わることはなかったですね。おかしなこと言ってます、僕。大丈夫?」

 

――グリフィーが、肩のものを下ろしたときに違う野球が見えて、また楽しくなってくると話していた。そういう瞬間は?

「プロ野球生活の中ですか? ないですね。これはないです。ただ、子どもの頃からプロ野球選手になることが夢で、それが叶って、最初の2年、18、19の頃は1軍に行ったり来たり……。行ったり来たりっておかしい? 行ったり行かなかったり? え? 行ったり来たりっていつもいるみたいな感じだね。あれ、どうやって言ったらいいんだ? 1軍に行ったり、2軍に行ったり? そうか、それが正しいか。そういう状態でやっている野球は結構楽しかったんですよ。で、94年、3年目ですね。仰木監督と出会って、レギュラーで初めて使っていただいたわけですけども、この年まででしたね、楽しかったのは。あとは、その頃から急に番付を上げられちゃって、一気に。それはしんどかったです。やっぱり力以上の評価をされるのというのは、とても苦しいですよね。だから、そこから純粋に楽しいなんていうのは、もちろんやりがいがあって、達成感を味わうこと、満足感を味わうことはたくさんありました。ただ、楽しいかっていうと、それはまた違うんですよね。ただ、そういう時間を過ごしてきて、将来はまた楽しい野球をやりたいなと、これは皮肉なもので、プロ野球選手になりたいという夢が叶った後は、そうじゃない野球をまた夢見ている自分がある時から存在したんですね。でも、これは中途半端にプロ野球生活を過ごした人間には、おそらく待っていないもの。たとえば草野球ですよね。草野球に対して、やっぱりプロ野球でそれなりに苦しんだ人間でないと、草野球を楽しむことはできないのではないかと思っているので、これからはそんな野球をやってみたいなという思いですね。おかしなことを言っています、僕? 大丈夫?」

 

――開幕シリーズを「大きなギフト」と言っていたが、私たちが大きなギフトをもらったような気でいる……。

「そんなアナウンサーっぽいことは言わないでくださいよ」

 

――これからどんなギフトを私たちにくれるのか?

「ないですよ、そんなの、無茶言わないでくださいよ。でもこれ本当に大きなギフトで。去年、3月頭にマリナーズからオファーをいただいてからの、今日までの流れがあるんですけども、あそこで終わってても全然おかしくないですから。去年の春で終わっていても。まったくおかしくない状況でしたから。今この状況は信じられないですよ。あのとき考えていたのは、自分がオフの間、アメリカでプレーするために準備をする場所が、まぁ神戸では球場なんですけども、そこで寒い時期に練習するのでへこむんですよね。心が折れるんですよ。でも、そんなときも仲間に支えられてやってきたんですけど、最後は今まで自分なりに訓練を重ねてきた神戸の球場で、ひっそりと終わるのかなとあの当時は想像していたので。夢みたいですよ、こんなの。これも大きなギフトですよ、僕にとっては。質問に答えていなですけど、僕からのギフトなんかないです」

 

――涙がなく、むしろ笑顔が多いように見えるのは、この開幕シリーズが楽しかったということか?

「これも純粋に楽しいということではないんですよね。やっぱり、誰かの思いを背負うということはそれなりに重いことなので、そうやって1打席1打席立つことは簡単ではないんですね。だから、すごく疲れました。やはり1本ヒットを打ちたかったし。応えたいって当然ですよね、それは。僕に感情がないって思っている人はいるみたいですけど、あるんですよ。意外とあるんですよ。だから、結果残して最後を迎えたら一番いいなと思っていたんですけど、それは叶わずで。それでもあんな風に(ファンが)球場に残ってくれて。まぁ、そうしないですけど、死んでもいいという気持ちはこういうことなんだろうなと。死なないですけど。そういう表現をするときってこういうときだろうなって思います」

 

――常々、最低50歳まで現役ということをいってきたが、日本に戻ってもう1度プロ野球でプレーするという選択肢はなかったのか?(朝日新聞)

「なかったですね」

 

――どうしてか?

それはここで言えないなぁ。ただねぇ50まで、いや最低50までって本当に思ってたし。でもそれは叶わずで。有言不実行の男になってしまったわけですけど、でも、その表現をしてこなかったら、ここまでできなかったかなという思いもあります。だから、言葉にすること。難しいかもしれないけど、言葉にして表現することというのは、目標に近づく一つの方法ではないかなと思っています」

 

――これまで膨大な時間を野球に費やしてきたが、これからその時間とどう付き合っていくか?(共同通信)

「ちょっと今はわからないですねぇ。でも多分、明日もトレーニングはしてますよ。それは変わらないですよ、僕じっとしていられないから。それは動き回ってるでしょうね。だから、ゆっくりしたいとか全然ないんですよ。全然ないです。だから動き回ってます」

 

――イチロー選手の生きざまで、ファンの方に伝えられたことや、伝わっていたらうれしいなと思うことはあるか?(フジテレビ)

「生きざまというのは僕にはよくわからないですけど、生き方というふうに考えるならば……先ほどもお話しましたけども、人より頑張ることなんてとてもできないんですよね。あくまでも、はかりは自分の中にある。それで自分なりにはかりを使いながら、自分の限界を見ながら、ちょっと越えていくということを繰り返していく。そうすると、いつの日からかこんな自分になっているんだ、という状態になって。だから少しずつの積み重ねが、それでしか自分を越えていけないと思うんですよね。一気に高みに行こうとすると、今の自分の状態とギャップがありすぎて、それは続けられないと僕は考えているので、地道に進むしかない。進むだけではないですね。後退もしながら、ある時は後退しかしない時期もあると思うので。でも、自分がやると決めたことを信じてやっていく。でもそれは正解とは限らないですよね。間違ったことを続けてしまっていることもあるんですけど、でもそうやって遠回りすることでしか、本当の自分に出会えないというか、そんな気がしているので。自分なりに重ねてきたことを、今日のゲーム後のファンの方の気持ちですよね、それを見たときに、ひょっとしたらそんなところを見ていただいていたのかなと。それは嬉しかったです。そうだとしたらすごく嬉しいし、そうじゃなくても嬉しいです、あれは」

 

――シンプルな質問ですけど。現役選手を終えたら、監督になったり指導者になったり、あるいは全く違うタレントになったりすることはあるけど……、(日刊スポーツ)

「あまりシンプルではないですね」

 

――イチロー選手は何になるのか?

「何になるんだろうねぇ。そもそも、カタカナのイチローってどうなんですかね? いや、元カタカナの一朗みたいになるんですかね。あれ、どうなんだろう? どうなんだろうね、あれ。元イチローって変だね。イチローだし僕って思うもんねぇ。音はイチローだから。書くときにどうなるんだろうねぇ。どうしよっか。何になるか……。監督は絶対に無理ですよ。これは絶対が付きますよ。人望がない。本当に。人望がないですよ、僕。うん」

 

――そうでもないと思うが。

「いやぁ、無理ですね。それくらいの判断能力は備えているので。ただ、どうでしょうねぇ。プロの選手とかプロの世界というよりも、アマチュアとプロの壁がどうしても日本の場合は特殊な形で存在しているので、今日をもって、どうなんですかね、そういうルールって。どうなんだろうか。今まではややこしいじゃないですか。例えば、極端に言えば、自分に子どもがいたとして、高校生であるとすると、教えられなかったりというルールですよね。確か。違います? そうだよね。だから、そういうのって変な感じじゃないですか。だから、今日をもって元イチローになるので、それが小さな子どもなのか、中学生なのか、高校生なのか、大学生なのか分からないですけど、そこには興味がありますね」

 

――以前にも引退の2文字が浮かんで悩んだ時期はあったのか?

「引退というよりは、クビになるんじゃないか、はいつもありましたね。ニューヨークに行ってからはもう毎日そんな感じです。マイアミもそうでしたけど。ニューヨークというのはみなさんご存知かどうか知らないですけど、特殊な場所です、マイアミもまた違った意味で特殊な場所です。だから毎日そんなメンタリティーで過ごしていたんですね。クビになるときはまさにその時だろうと思っていたので、そんなのしょっちゅうありました」

 

――その中で今回、引退を決意した理由は?

「マリナーズ以外に行く気持ちはなかったというのは大きいですよね。去年シアトルに戻していただいて、本当にうれしかったし……先ほど、キャンプ前のオファーがある前の話をしましたけど、そのあと5月にゲームに出られなくなる。あの時もそのタイミングでもおかしくないですよね。でも、この春に向けて、まだ可能性があると伝えられていたので、そこに自分なりに頑張ってこられたということだと思うんですけど……質問なんでしたっけ?」

 

――今回引退を決めた理由は?

「そうか。もう答えちゃったね」

 

――8回にベンチに戻る際に菊池選手が号泣していた。

「いや、号泣中の号泣でしょ、あいつ。びっくりしましたよ。それ見て、こっちはちょっと笑けましたけどね」

 

――抱擁の時にどんな会話を交わしたのか?

「それはプライベートなんで。雄星がそれをお伝えするのは構わないですけど、それは僕がお伝えすることではないですね」

 

――秘密ということで。

「それはそうでしょう。だって2人の会話だから。しかも、僕から声をかけているので、それをここで僕が『こんなこと僕が言いました』って、バカですよね。絶対に信頼されないもんね、そんな人間は。それはダメです」

 

――アメリカのファンにメッセージを。(共同通信)

「アメリカのファンの方々は最初はまぁ厳しかったですよ。最初の2001年のキャンプなんかは『日本に帰れ』としょっちゅう言われましたよ。だけど、結果を残した後のその敬意というのは……これを評価するのかどうかわからないですよ。手のひらを返すという言い方もできてしまうので。ただその、言葉ではなくて行動で示したときの敬意の示し方というのはその迫力があるなという印象ですよね。ですから、なかなか入れてもらえないんですけど、入れてもらった後、認めてもらった後はすごく近くなるという印象で、ガッチリ関係ができあがる。まぁ、シアトルのファンとはそれができたような、僕の勝手な印象ですけど。ニューヨークというのは厳しいところでしたね。でも、やればそれこそどこよりも、どのエリアの人よりも熱い思いがある。マイアミはラテンの文化が強い印象で、圧はそれほどないんですけれど、でも結果を残さなかったら絶対に人が来てくれないという、そんな場所でした。それぞれに特色があって、まぁ面白かったし、それぞれの場所で関係が築けたような。特徴がそれぞれありましたけど、アメリカは広いなぁと。ファンの人たちの特徴を見るだけで、アメリカはすごく広いなという印象ですけど。でもやっぱり、最後にシアトルのユニホームを着て、もうセーフコ・フィールドではなくってしまいましたけど……姿をお見せできなくて、それは申し訳ない思いがあります」

 

――キャンプなどでユニークなTシャツを着ていたが、何か心情を表していたのか? 全く関係なくただ好きで着ているのか?

「そこは……もう言うと急に野暮ったくなるから、言わない方がいいんだよね。それはだから見る側の解釈だから。そう捉えれば、そう捉えることもできるし、全然関係ない可能性もあるし。それでいいんじゃないですか?」

 

――好きに楽しんでいただきたいと?

「だってそういうものでしょ。いちいちそれ説明すると本当に野暮ったいもんね」

 

――言わないほうが粋だと?

「まぁ粋って自分で言えないけどね。言うと無粋(ぶすい)であることは間違いないでしょうね」

 

――イチローさんを支えてきた弓子夫人への思いは?

「いやぁ、頑張ってくれましたね。一番頑張ってくれたと思います。僕はアメリカで結局3089本のヒットを打ったわけですけど、妻はですね、およそ……僕はゲームの前にホームの時はおにぎりを食べるんですね。妻が握ってくれたおにぎりを球場に持っていって食べるのですけど、その数がですねぇ、2800個くらいだったんですよ。だから3000いきたかったみたいですね。そこは3000個握らせてあげたかったなと思います。妻もそうですけど、まぁとにかく頑張ってくれました。僕はゆっくりする気はないですけど、妻にはゆっくりしてもらいたいと思ってます。それと一弓(いっきゅう)ですね。一弓というのはご存じない方もいるかもしれないですけど、我が家の愛犬ですね。柴犬なんですけど。現在17歳と7か月。今年で18歳になろうかという芝犬なんですけど。さすがにおじいちゃんになってきて、毎日フラフラなんですが、懸命に生きているんですよね。その姿を見ていたら、それはオレ頑張らなきゃなって。これはジョークとかではなくて、本当に思いました。あの懸命に生きる姿。(一弓は)2001年に生まれて、2002年にシアトルの我が家に来たんですけど、まさか最後まで一緒に、僕が現役を終えるときまで一緒に過ごせるとは思っていなかったので、これは大変感慨深いですね。一弓の姿というのは。本当に妻と一弓には感謝の思いしかないですね」

 

――打席内での感覚の変化は今年はあったのか?(朝日新聞)

要る? それここで。要る? 裏で話そう、後で。裏で

 

――これまで数多くの決断と戦ってきたが、今までで一番考えぬいて決断したものは?

「これ順番つけられないですね。それぞれが一番だと思います。ただ、アメリカでプレーするために当時、今とは違う形のポスティングシステムだったんですけど、自分の思いだけでは当然それは叶わないので、当然球団からの了承がないと行けないんですね。その時に、誰をこちら側……こちら側っていう敵味方みたいでおかしいんですけど、球団にいる誰かを口説かないといけないというか、説得しないといけないというか。そのときに一番に浮かんだのが仰木監督ですね。その何年か前からアメリカでプレーしたいという思いを伝えていたこともあったんですけど、仰木監督だったらおいしいご飯でお酒を飲ませたら……飲ませたらってこれはあえて言っていますけど、これはうまくいくんじゃないかと思ったら、まんまとうまくいって。これがなかったら、何も始まらなかったので。口説く相手に仰木監督を選んだのは大きかったなと思いますね。また、『ダメだ。ダメだ』とおっしゃっていたものがお酒でこんなに変わってくれるんだと思って、お酒の力をまざまざと見ましたし。でもやっぱり、しゃれた人だったなと思いますね。だから仰木監督から学んだもの、計り知れないと思います」

 

――昨日の試合は第1回WBCで日本が優勝した日と同じだったが、それは運命的なものがあったりするのか?

「まぁ聞かされればそう思うこともできるという程度ですかね。僕はそのことは知らなかったですけど」

 

――最も我慢したものは何だった?(日本テレビ)

「難しい質問だなあ……。僕、我慢できない人なんですよ。我慢が苦手で楽なこと、楽なことを重ねているっていう感じなんですね。自分ができること、やりたいことを重ねているので、我慢の感覚はないんですけど、とにかく体を動かしたくてしょうがないので、体をこんなに動かしちゃだめだっていって、体を動かすことを我慢することはたくさんありました。それ以外はなるべくストレスがないような、自分にとってですね、ストレスがないように考えて行動してきたつもりなので。家では妻が料理をいろいろ考えて作ってくれますけど、これロードに出るとなんでもいいわけですよね。無茶苦茶ですよ、ロードの食生活なんて。だから我慢できないから、結局そういうことになってしまうんですけど、そんな感じなんですね。今、聞かれたような趣旨の我慢は思い当たらないですね。おかしなこと言ってます、僕?」

 

――台湾ではイチローさんのファンがいっぱいいまして、何か台湾の人に伝えたいことは何かないか?(台湾の記者)

「(元中日ドラゴンズの)チェンが元気か知りたいですね。(マーリンズで)チームメートでしたから。チェンは元気にやってますかね? それが聞けて何よりです。今のところ(台湾に行く)予定はないけど、でも以前に行ったことがあるんですよ、一度。すごく優しい印象でしたね。心が優しくて、いいなあと思いました」

 

――菊池(雄星)投手が同じマリナーズに入って、去年は大谷(翔平)選手がエンゼルスに入った。後輩たちに託すことは?(夕刊フジ)

「雄星のデビューの日に僕は引退を迎えたのは、何かいいなあと思っていて……もう『ちゃんとやれよ』という思いですね。短い時間でしたけど、すごくいい子で。いろんな選手を見てきたんですけど、左ピッチャーの先発って変わっている子が多いんですよ。本当に。天才肌が多いという言い方もできるんですかね。アメリカでもまぁ多いです。だから、こんなにいい子いるのかなっていう感じですよ、ここまで。今日まで。でも、キャンプ地から日本に飛行機で移動してくるわけですけど、チームはドレスコードですね、服装のルールが黒のセットアップ、ジャージのセットアップでOK。長旅なので、できるだけ楽にという配慮ですけど、『雄星、俺たちどうする?』って。『アリゾナ発つときはいいんだけれども、日本着いたときにさすがにジャージはダメだろ』って2人で話していたんですね。『そうですよね、イチローさん、どうするんですか?』って。僕は『中はTシャツだけどセットアップでジャケット着ているようにしようかな』って。『じゃあ僕もそうします』と雄星が言うんです。で、キャンプ地を発つときのバスの中で、みんな、僕もそうでしたけど、黒のジャージのセットアップでみんなバスに乗り込んできて。雄星と席が近かったので『雄星やっぱ、だめだよな、これっ』て。『やっぱり日本に着いたときに、メジャーリーガーがこれはダメだろ』ってバスの中で言っていたんですよね。『いや、そうですよね』って。そうしたらまさか羽田に着いたときに黒のジャージでしたからね。いや、コイツ大物だな、と思って。ぶったまげました。それは本人にまだ真相は聞いてないんですけど、何があったのかわからないですけど、左ピッチャーはやっぱ変わったヤツ多いなと思ったんですね。でも、スケール感は出てました。頑張ってほしいです。翔平はもうちゃんとケガを治してスケールの、物理的にも大きいわけですし。アメリカの選手に全くサイズ的にも劣らない。あのサイズであの機敏な動きができるというのはいないですからね、それだけで。いやもう世界一の選手にならなきゃいけないですよ、うん」

 

――イチローさんが愛を貫いてきた野球。その魅力とは?

団体競技なんですけど、個人競技だというところですかね。野球が面白いところだと思います。チームが勝てばそれでいいかというと、全然そんなことないですよね。個人としても結果を残さないと生きていくことはできないですよね。本来はチームとして勝っていれば、チームとしてのクオリティが高いはずなので、それでいいんじゃないかという考えもできるかもしれないですけど、決してそうではない。その厳しさが面白いところかなと。面白いというか、魅力であることは間違いないですね。あと、同じ瞬間がないということ。必ず、必ずどの瞬間も違うということ。これは飽きがこないですよね」

 

――イチロー選手がいない野球をどう楽しんだらいいか?

「2001年に僕がアメリカに来てから、この2019年の現在の野球は全く別の違う野球になりました。まぁ、頭を使わなくてもできてしまう野球になりつつあるような……。選手も現場にいる人たちはみんな感じていることだと思うんですけど、これがどうやって変化していくのか。次の5年、10年。しばらくはこの流れは止まらないと思うんですけど。本来は野球というのは……ダメだ、これ言うとなんか問題になりそうだな。問題になりそうだな。頭を使わなきゃできない競技なんですよ、本来は。でもそうじゃなくなってきているのがどうも気持ち悪くて。ベースボール、野球の発祥はアメリカですから。その野球がそうなってきているということに危機感を持っている人って結構いると思うんですよね。だから、日本の野球がアメリカの野球に追従する必要なんてまったくなくて、やっぱり日本の野球は頭を使う面白い野球であってほしいなと思います。アメリカのこの流れは止まらないので、せめて日本の野球は決して変わってはいけないこと、大切にしなくてはいけないものを大切にしてほしいなと思います」

 

――(長々と説明後に、しかもハドソンのことをコロンと間違え、本人に突っ込まれた挙句)今日の第4打席は、MLBデビュー戦の第4打席(MLB初安打)のことを思い出しましたか?

「長い質問に対して大変失礼なんですが、ないですね」

 

――プロ野球選手になるという夢を叶えて成功してきて、今何を得たと思うか?

「成功かどうかってよく分からないですよね。じゃあどこからが成功で、そうじゃないのかというのは、全く僕には判断できない。成功という言葉がだから僕は嫌いなんですけど……メジャーリーグに挑戦する、どの世界でもそうですね、新しい世界に挑戦するということは大変な勇気だと思うんですけど、でもここはあえて成功と表現しますけど、成功すると思うからやってみたい、それができないと思うから行かないという判断基準では後悔を生むだろうなと思います。やりたいならやってみればいい。できると思うから挑戦するのではなくて、やりたいと思えば挑戦すればいい。そのときにどんな結果が出ようとも後悔はないと思うんです。じゃあ自分なりの成功を勝ち取ったときに、達成感があるのかといったらそれも僕には疑問なので。基本的にはやりたいと思ったことに向かっていきたいですよね。で、何を得たか……まぁ、こんなものかなあという感覚ですかねぇ。それは200本もっと打ちたかったし、できると思ったし、1年目にチームは116勝して、その次の2年間も93勝して、勝つのってそんなに難しいことじゃないなってその3年は思っていたんですけど、大変なことです。勝利するのは。この感覚を得たことは大きいかもしれないですね」

 

――毎年神戸に自主トレに行っている。ユニホームを脱ぐことで神戸に何か恩返ししたい思いは?

「神戸は特別な街です、僕にとって。恩返しかー……、恩返しって何することなんですかね。僕は選手として続けることでしかそれができないと考えていたこともあって、できるだけ長く現役を続けたいと思っていたこともあるんですね。神戸に……恩返し……、じゃあ、あの税金を少しでも払えるように頑張ります」

 

――日米で活躍する選手は甲子園で活躍、プロで活躍、そしてメジャーに挑戦という流れがある。もっとこんな制度ならメジャーに挑戦しやすかったとか、こういうことあればいいなという提言は?

「制度に関しては僕は詳しくないんですけども、でも日本で基礎を作る、自分が将来、MLBでプレーする……。MLBで活躍する礎を作るという考え方であれば、できるだけ早くというのは分かりますけど、日本の野球で鍛えられることってたくさんあるんですよね。だから制度だけに目を向けるのはフェアではないと思いますけどね」

 

――日本の野球で鍛えられたことは?

「基本的な基礎の動きって、おそらくメジャーリーグの選手より日本だったら中学生レベルの方がうまい可能性だってありますよ。それはチームとしての連係もあるじゃないですか。そんなの言わなくたってできますからね、日本の野球では。でも、こちらではなかなかそこは……。個人としてのポテンシャル、運動能力は高いですけど、そこにはかなり苦しみましたよ。苦しんで、諦めましたよ」

 

――エンゼルスの大谷選手との対戦を楽しみにしていたけど、叶わなかった。イチローさんは対戦したかったか?

「先ほどもお伝えしましたが、世界一の選手にならないといけない選手ですよ。そう考えてます。翔平との対戦、残念ですけど、できれば僕がピッチャーで翔平バッターがやりたかったんですよ。そこは誤解なきようにお願いします」

 

――大谷選手は今後どのような選手になっていくと思いますか?

「なっていくかどうか? そこは占い師に聞いてもらわないとわからないけどねぇ。まぁでも、投げることも、打つこともやるのであれば、僕は1シーズンごとに、1シーズンはピッチャー、次のシーズンは打者として、それでサイ・ヤング(賞)とホームラン王を取ったら……だってそんなこと考えることすらできないですよ。翔平はその想像をさせるじゃないですか、人に。この時点でもう明らかに人とは違う選手であると思うんですけど。その二刀流は面白いなと思うんですよね。(記者に向かって)納得いっていない感じの表情ですけど。ピッチャーとして20勝するシーズンがあって、その翌年には50本打ってMVP獲ったら、これ化け物ですよね。でも、それが想像できなくないですからね。そんな風に思っています」

 

――現役野球選手じゃない自分は嫌だとインタビューで言っていた。

「僕は嫌だって言わないと思うけどね。僕、野球選手じゃない僕を想像するの嫌だとたぶん言っていないと思いますよ」

 

――改めて野球選手ではない自分を想像してどうか?

「いやだから、違う野球選手に多分なってますよ。あれ? この話さっきしましたよね。お腹減ってきて集中力が切れてきちゃって、さっき何話したのかもちょっと記憶に……。草野球の話しましたよね? そっちでいずれ……それは楽しくやっていると思うんですけど。そうするときっと草野球を極めたいと思うんでしょうね。真剣に草野球をやるという野球選手になるんじゃないですか、結局。聞いてます?お腹減ってきたもうー。結構やっていないですか、これ。今時間どれくらい? 1時間? 20分? あらー。今日はとことんお付き合いしようかなと思ったんですけどね。お腹減ってきちゃった」

 

――プロ野球人生振り返って、誇れることは?

「これ、先ほどお話しましたよね。小林君もちょっと集中力切れてるんじゃないの? 完全にその話したよね。ほらそれで1問減ってしまうんだから」

 

――イチロー選手の小学生時代の卒業文集に「僕の夢は一流の野球選手になることです」と書いていたが、その当時の自分にどんな言葉をかけたいですか?

「お前、契約金1億(円)ももらえないよって。ですね。いやー夢は大きくと言いますけどね、なかなか難しいですよ。ドラ1の1億って掲げていましたけど、全然、遠く及ばなかったですから。いやー、ある意味では挫折ですよね、それは。こんな終わり方でいいのかな? なんかきゅっとしたいよね、最後は」

 

――前のマリナーズ時代、何度か「自分は孤独を感じながらプレーしている」と話していた。ヤンキース、マーリンズとプレーする役割が変わってきて、去年ああいう状態があって今年引退。その孤独感はずっと感じてプレーしていたのか。それとも前の孤独感とは違うものがあったのか。(フルカウント)

「現在それ全くないです。今日の段階で、それは全くないです。それとは少し違うかもしれないですけど、アメリカに来て、メジャーリーグに来て……外国人になったこと。アメリカでは僕は外国人ですから。このことは……外国人になったことで、人の心を慮ったり、人の痛みを想像したり、今までなかった自分が現れたんですよね。この体験というのは、本を読んだり、情報を取ることはできたとしても、体験しないと自分の中からは生まれないので。孤独を感じて苦しんだことは多々ありました。ありましたけど、その体験は未来の自分にとって大きな支えになるんだろうと、今は思います。だから、辛いこと、しんどいことから逃げたいと思うのは当然のことなんですけど、でもエネルギーのある元気なときにそれに立ち向かっていく、そのことはすごく人として重要なことなのではないかなと感じています。締まったね、最後。いやー長い時間ありがとうございました。眠いでしょ、皆さんも。ねぇ。じゃあ、そろそろ帰りますか、ね」

【保存版】アボット・ワールドマラソンメジャーズ全制覇に向けてすべきこと

(最終更新日: 2024/3/2)

 

アボット・ワールドマラソンメジャーズ(下表の6大会のことを指す)についてまとめました。

 

 

 

Reach for the stars概略

ベイスターズの初期スローガンのようですが、ここでは違います(笑)

 

アボット・ワールドマラソンメジャーズは、昔はWMM(ワールドマラソンメジャーズ)という名前でした。

東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、NYCの6大会を完走すると、★が1つ増え、全て完走すると、(各大会完走後に授与される6個のメダルとは別に)7個目のメダル(=6starメダル)および、各大会の記録が1枚に記された記録証が授与され、 エキスポの特設壁に毎回その名が刻まれます。(非常に小さい字ですが)

 

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このプログラムは、2013年に東京が加入して以降始まりました。 日本人も1000人以上?達成しているとか。ケニアは意外にも2人!(エリート選手には興味ないことのようです)

 

2017年にアボットというヘルスケア分野のグローバル企業がスポンサーとなり、冠が付きました。

 

全制覇に向けてすべきこと

1. エントリー時期を抑え、確実にエントリーを続ける。

エントリーしないと当たりません。ロンドンのようにエントリー期間が約1週間と短いものもあるので注意。

 

ボストンだけはBQを満たす中から速いタイムカテゴリーごとのエントリーになるので、できればBQから10分以上速いタイムを出したい。

 

東京は10万円寄付のチャリティで出るのが近道。

年会費4,400円払ってONE TOKYOプレミアムメンバー

https://onetokyo.org/static/index/pageid/member

になり抽選回数を増やす手もあるが、依然狭き門。

陸連登録し公認大会で2:21:00(男)以内を記録すれば抽選免除だが、もっと狭き門。

 

2. 海外ツアー枠での出場も見据え、準備する。

以下に記載してます。40~50万円と、通常の旅行に比べるとだいぶボッた価格設定なので、(高いか安いかはさておき)金銭的な準備も。

 

3. 目標の走りができるよう調整する。

特に、ベルリン、シカゴ、NYCは、日本で練習するとなると猛暑の時期に重なるので、練習の工夫と強い意志が必要。

 

4. ABBOTTプログラムに登録する。

https://www.worldmarathonmajors.com/

 

5. ESTA登録

米国開催の大会の場合は、ESTA登録を忘れずに。これを忘れると入国できません。

 

6. アボットマラソンメジャーズエントリー時期まとめ(直近エントリー時期順)

 

大会

次回大会の

エントリー期間

抽選結果

判明

抽選倍率

エントリー料金

大会時期

(見込)

速い人のエントリー優遇

コース

1

ロンドン

4/23〜28頃

 

10月上旬

10倍前後?

イギリス移住者以外

146GBP

4月下旬

英国在住者のみ(例: 39歳以下男子3:00以内)

始め下りの後ほぼフラット

2

東京

8月一杯

9月末

10倍前後

10800

3月第1

日本陸連登録者かつ、日本陸連公認大会で男子は2:21:00以内。一般人にはハードル高すぎ

始め下りの後ほぼフラット

3

ボストン

9月中旬

10

BQを満たさないと応募資格なく、

レベル別先着

米国移住者以外

250USD

4月中旬

BQ(Boston Qualify)以内で、速いカテゴリーの順に優先エントリー可

下り基調

6メジャーズの中で唯一、世界陸連公認コースではない)

4

ベルリン

10/1~10/31

11月末

2倍程度?

128EURO

9月最終週

過去2AIMS認定大会で規定タイム以内(例: 44歳以下男子2:45:00以内と、ハードル高し)

ほぼフラット

5

シカゴ

10/22 0時(Guaranteed Entryは10/29 0時 )12/4 4時 (日本時間)

12/12

2倍程度?

米国移住者以外

220USD

10月第2

米公認コースで規定タイム以内(例: 39歳以下男子3:15:00以内と、ハードル緩め)

ほぼフラット

6

NYC

2月末〜3月初

2月下旬

7倍前後

米国居住者以外

358USD

11月第1

NY市?の指定する大会で規定タイム以内(例: 39歳以下男子2:55:00以内と、ハードルやや高め)

序盤Verrazano Narrows Bridgeをはじめ、NY5区を跨ぐ橋にてアップダウンあり

 

速い人のエントリー優遇については、基本その国の人もしくは、指定の公認大会での記録が求められるため、 一般の日本人にとっては、ボストン以外は関係なさそうです。

 

 

海外ツアー枠での出走

金で出走権を買うというイメージで、旅費・エントリー費込で各大会4~50万円と言ったところでしょうか。

 

ラインナップ: 東京以外のメジャーズをフルラインナップしているのはクラブツーリズムのみ。HISスポーツイベントセレクションではベルリン、シカゴ、NYCのみ販売。クラブツーリズム比安価な設定だが、1人参加だと1人部屋必須で結局割高に。一方、クラブツーリズムは1人参加でも追加料金なしで同性との相部屋利用が可能。

 

東京マラソンのエントリー料(10800円)やチャリティー枠(10万円以上寄付で出走権確保)が安く思えるほどです(笑)ただし、出て完走するだけでは意味ないというのが私の持論。入念な準備をして臨みたいが、トレーニング期間を3か月と考えると、猛暑時期と重なるベルリン、シカゴ、NYCは特に、十分な練習を積むんだという強い覚悟が必要かと。

 
添付写真(準備中)の夫婦も目をキラキラさせてました。 手前の赤ジャンの男性は、自分の歴代のタイムの刺繍が入ったジャンバーを自作し着て来る程の熱のこもりよう! 見てるだけでエネルギーをもらいます。

 

通常は自国の大会から参加し、6メジャーズに目覚める人は目指すのでしょう (ドラゴンボール集めに例えると、一つ(四星球=孫悟飯の形見)をデフォルトで保有した状態で残りを探す)が、 東京にちっとも当選しないので、今後東京以外も含め、6メジャーズにエントリーし続けるようにします。

 

私も、今の部署に居る限りはボストンとベルリンは社内行事とバッティングして出場不可能ですし、 全制覇など何年かかるかわかりませんが、ご興味持たれた方、一緒に出場を目指しませんか。命がけである登山7大陸最高峰制覇(エベレスト、エルブルス、デナリ、アコンカグア、キリマンジャロ、コジオスコと南極のヴィンソンマシフ) を目指すよりは安全で現実的な目標かと(笑)

 

MY アボットレーダー

ボストン 2020出走権獲得もバーチャルになり無効に

シカゴ 未エントリー

NYC 2024エントリー抽選参加

ベルリン 未エントリー 

ロンドン 未エントリー

東京 未エントリー

 

参考リンク

ボスサラさんのブログ

https://boston-info.blog/1732/

 

【保存版】スピード練習、長距離練習をせずにサブ3達成!

(最終更新日: 2023/11/18)

 

参考までに、10km持ちタイムは39:14でした。まずは、ここで言うスピード練習、長距離練習の定義をしておきます。

 

スピード練習: インターバル走(IR)、レペティション走(RR)等の高強度走

長距離練習: 21km以上のペース走(PR)。(ただし、ステップでマラソン大会出場があったので、厳密に言うと長距離練習と言えなくもないが、ご容赦ください)

 

 

 

結果

2km7:06、10km39:14、ハーフ1:26:49の持ちタイムでも、ミズノランニングクラブの福澤式(週6でコツコツ10km程度走り、うち週1~2で10~15kmのビルドアップ)をベースに10-12kmペース走、坂路ダッシュを取り入れるアレンジを加え、4か月間の練習で館山若潮マラソンでサブ3を達成できました。

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1回1回は無理のない負荷ながらも、毎日コンスタントに負荷をかけ続けることが、長期的には故障リスクが低く効果的というもの。これまでは月300km走るとどこかしら痛くなるものだったが、確かに、疲れが溜まらない!(筋膜リリースのケアはやってます)。

 

2018.1.28 館山では3:05:54を記録(詳細は以下)し、

http://www.nastac.net/entry/2017/01/31/210000

2018-19シーズンも再チャレンジ!2018年9月末から始動し、2019年1月の館山若潮マラソンでサブ3を達成するまでの具体的なトレーニング方法をまとめてみました。

なお、メニューはこの本を参考にしています。(画像をクリックするとAmazonサイトへジャンプします) 

  

共通マイルール(優先度高い順)

前日睡眠時間が5h未満の日は運動禁止(守らないと病気して積み上げがパーに)

平均週6の頻度で、1回に走る距離は5-15km、または坂D(2km扱い)で、平均10km/日、月間300kmを目安(自ずとこの走行距離に)

・完休の連続は2日まで(2日連続完休したらその翌日はたとえ低強度でも必ず走る)

・完休時も含め定常的にグリッド、マッサージボールを使用したコンディショニングは実施。

・ポイント練習は週2回まで。

・高負荷練習の翌日は回復走としてスロージョグ(SJ) 7:00/kmより遅いペースで40分以上。

・回復走以外のジョグの時は、ただのジョグで終わらせず、最後にウインドスプリント(流し)を3-5本入れる。(仕上げ期)

 

 

メニュー概要

まずはコツコツと高頻度(週6)で30分以上ジョグ(J)もしくはスロージョグ(SJ)する習慣を身に着ける。走りきれない人はウォーキングから。

低強度であっても週6というのがポイント。序盤はまずランニング習慣をつけることが重要なので、1日休んだら「カド番」と思い、2日連続では絶対に休まないようにしたい。このJ&SJの積み上げだけでもある程度、着地衝撃耐性筋スタミナが身に着き、自ずと歩かずに時間内完走が見えてくる。

次第に距離・時間を延ばし、10km程度なら全く筋肉痛が出ないくらいに脚ができてきたら自ずとサブ4前後の走力はついているはず。

次の段階は、週6のJ/SJのうち、週1~2を10-15kmのビルドアップ走(BU)に替え、ポイント練習とする。BUのラスト1kmは全力で追い込む。この積み上げでサブ3.5はおろか、3時間10分前後までは行けるはず。

サブ3狙いとなると、培った着地衝撃体制と筋スタミナの土台を大前提として、4:15/kmより早く走り続けられるスピード持久力も必要になってくる。よって、ポイント練習を時々12分間走か5kmTT、あるいは強度高めのペース走(PR)を兼ねた10kmTTとして走力を確認するのが良い。(12分間走: 3100m, 5kmTT: 19分台前半、10kmTT: 39分台後半は最低練習で出しておきたい)

走力確認の結果、ビルドアップ走(BU)だけではスピード持久力に不安を感じる場合は、BU走のポイント練習を10-12kmペース走(PR)に切り替え、最低限4:05/kmで走り続けられるだけのスピード持久力をつける。

これを繰り返すと、「ここまでなら我慢して行ける、これはオーバーペースだな」という見極めの精度が不思議と上がってくる。即ち、LTギリギリの強度で走るのが上手くなってくる。

 

スピードに慣れるスパイスとして150m程度の坂路ダッシュ(坂D) 登り20秒-下り60秒 * 10セットを別の日のポイント練習に取り入れたり、単なるJの日はJ後にウインドスプリント(WS) 100-150m 3-5本加える。

 

話は変わるが、サブ3となると1秒も無駄にできないので、走力向上以外にも身に着けておくべき技術Tipsは多数。例) スピードを落とさずスムーズな給水・給食(エイドで立ち止まるなどもってのほか)、ウェアリング(装備)、集団を利用した走り、上り下りのフォーム、ほどけない靴紐、等々。これらは実戦で経験しないとなかなかイメージ湧いてきませんが、重要なのでいつかまとめます。

 

 

メニュー詳細

10-12km BU、5-15km J/SJ、スパイスにWS 100m3-5本、坂D150m10本(H: 20秒 - L: 60秒)、走力確認を兼ね10km TT/PR  このいずれかを週6の頻度で。

 

 

~2018/9/中旬

暑さでトレーニングのやる気全く起きず(夏は苦手なんです 笑)

 

2018/9/中旬~下旬

涼しくなってきたものの、この時期は仕事の山が続くため、軽いジョグのみ。

 

2018/9/末〜10/20 (完休4日)

ようやく涼しくなってきて、まずはランニングの習慣作り。スロージョグ(SJ)、ジョグ(J)中心。気持ちよく走る。💩するように、ランニングしないとむずがゆくなり、勝手に走りたく感じるようになったら、習慣化してきたと言える。

ポイント練習: 基本J/SJのためまだなし。週1だけ少し早いペースのJ。

 

10/21(ちばAQLマラソン)

距離耐性の醸成を目的に、42kmBU走の意識で出た練習レース。以下参照。

http://www.nastac.net/entry/2018/10/24/225501

 

10/22-10/28 (完休0日)

それなりに疲れたが、大田原まで1ヵ月しかないので、完休日は設けずにSJ中心で回復を図る。

 

10/29-11/22 (完休3日)

J、SJ中心。11/15 1回だけ13km BU。11/16 史上初往復通勤ラン(32.2km)

最後1週はSJ中心。9/末のトレー二ング開始からここまで500km走った。

 

11/23 (大田原マラソン)

以下参照。3:07:58とまずまず悪くはないが、サブ3達成にはスピード持久力がまだまだ不十分だった・・・。

http://www.nastac.net/entry/2018/11/23/065158

 

11/24 SJと酸素BOXと超音波治療で必死の回復

 

11/25 (那須高原ファミリー&ハーフ)

全力爆走1:33:07。この中1日の経緯は、以下参照。

http://www.nastac.net/entry/2018/11/27/120941

 

11/26-30 (完休2日)

 

12/1-31 (完休6日)

着地衝撃耐性、筋スタミナへの不安はなくなったと判断し、ここからは4:15/kmより早いペースで走り続けるスピード持久力醸成を最優先に取り組む。10-12kmを4:15/kmより早いペースで押して踏ん張るペース走(PR)と、150mの河川敷アプローチの坂路ダッシュ(坂D)を導入。

ポイント練習: BU2回、PR5回、坂D10本 5回

 

1/1(市川市民元旦マラソン10km)

10kmTT 39:14。以下参照。

http://www.nastac.net/entry/2015/01/01/210000

 

1/2-26 (完休2日!)

引き続きスピード持久力醸成。1月から意識的にJの後に100-150mの流し(WS)を3-5本入れ、4:15/kmより早い動きに対応。

ポイント練習: 10-12kmPR 4回、坂D 3回

感触: 10km4:01〜4:05/kmは出せるようになってきたが、なかなか4:15/kmを余裕に感じる力はつかない。

 

1/27 (館山若潮マラソン)

5kmを20分台後半から21分台で、精密機械のように刻む展開。前半4:12/km、後半4:18/kmで2:59:09(4:15/km) 詳細以下。

https://www.nastac.net/entry/2017/01/31/210000#2019%E5%B9%B4-25909

 

故障予防

私自身悩まされたランニング障害ですが、痛い箇所そのものにアプローチしても、よくなりません。それに気づくまで、多くの金と時間(治療院通い)を使いました。私の場合、GRID筒やボールを使った筋膜リリースが効果ありましたので、試してみてください。

◆鵞足炎⇒以下GRID筒でハムストリングスの筋膜リリースを。
◆膝蓋じん帯炎⇒これは本当に嫌な痛みなので暫くトレーニングは休み、以下GRID筒で大腿(もも前)の筋膜リリースを。
◆足底筋膜炎⇒以下GRID筒でふくらはぎの筋膜リリースを。

◆種子骨付近の腱炎⇒以下GRID筒で、臀部の筋膜リリースを。(特に痛い方と反対側の臀部)

 

 

参考書籍: 「3時間切り請負人」が教える!マラソン<目標タイム必達>の極意

最後に、参考にした書籍とそのレビューを記しておきます。

 

◆フルマラソンにはスピード持久力(いわゆるスピード)と筋持久力(いわゆるスタミナ)が必要と認識しているが、 この本の趣旨は、「週5 60分ジョグ、週1 10-15kmビルドアップ」を、期分け関係なくコツコツ続ければサブ3を達成できるというもの。◆ただし、スピードアップのメカニズムについては触れられていない。(ビルドアップのラスト1kmをレースペース(サブ3なら4:15/km)で走る練習で、4:15/kmで42km走れるようになるのかがどうも釈然としない。 ◆ゼイゼイする練習、スタミナ作る長距離走、疲労回復のLSDのバランスこそがサブ3の近道と思っていたが、 このメニューに倣って練習をこなしたところ、3時間5分台、3時間7分台を記録。このメニューをベースにレース2カ月前からビルドアップ走を時々10kmペース走(4:15/kmかそれよりも早いペース)に変えて臨んだらサブ3を達成できた!

 

 

金哲彦氏にも会える!館山若潮マラソン 攻略法

エントリー時期: 9月下旬 (先着順)

レース: 1月最終週日曜

公式サイト: https://www.tateyama-wakasio.jp/ ※2021年(第41回)は中止決定。。

 

JRから臨時特急が出、10kmの部もあり、都心から日帰り参加もできますので、初参加の大会に選んでもおすすめと思います。ただ、コースは細かいアップダウンがあり、ロスのない走りが求められます。記録狙いにはあまり向かない大会です。

ランスマや陸上開設でおなじみの金哲彦さん、トライアスロンオリンピアンの上田藍さんが大使兼ゲストランナーをしており、毎年一緒に走れます!(金さんはマラソン、上田さんは10km)

 

 

コース概要

館山駅の北2kmの運動場横の公道からスタート、南に向かって海岸線を走り、15km過ぎで菜の花が続く緩やかな下り、中間点から内陸に入りアップダウン&くねくね道、30kmから1kmの劇坂後2km下って海岸線に戻り、運動場内でフィニッシュ。最初と最後以外は終始なだらかなアップダウンが続く。

 

第37回大会より日本陸連公認コースではなくなった。公認基準が厳しくなり、コース上の審判員を3倍近く増やす必要が出てきたが、現運営能力では賄えなくなったため、とのこと。(大田原なんか審判員そんな居ないけどな・・・と思いつつ)

 

攻略法

・自衛隊前の4km地点までにペースを掴む。サブ3狙いの場合はここを16分後半〜17分前後で通過できるとよい。

・細かいアップダウンあるが、「ペース一定」ではなく「出力一定」を心掛ける。特に房総フラワーラインの18km付近からの下りはアブラナが咲き誇りテンション上がりがちだが、あくまで出力一定で。また、30kmの激坂は名物と恐れられるが、距離は短い。歩幅を小さくして前傾で、出力一定で乗り切る。激坂以降の下りはブレーキ掛けず骨盤を素早く交互に移動する意識で。

・元来た道に戻る33km以降のラスト8kmは、沿道応援も増えるので、それを励みにして走る。サブ3狙いの場合は、33km地点を2時間15分前後で通過して余裕があるならば。

・海風が強い時は周りのランナーと共闘体制をとる。まともに風を受けると体力消耗、下手すると気持ち悪くなったり、ブレーキして低体温症にもなりかねない。

 

前夜祭

16:00~18:00@千葉県南総文化ホール
祭というか、ホール内での式典のようなものです。ペースランナーの紹介、コース紹介がありますが、金哲彦さんファンでなければスキップでよいでしょう。途中17:30までに前日受付をすれば抽選券が配られ、17:35からの抽選会(特産品、旅行券等)に参加できます。

 

16年に参加した際は、なんと館山特産野菜詰め合わせ(5.5kg!)が当選し、その後の移動がトレーニングになりました(笑) 隣りの人はコカコーラ提供のペットボトル500ml*24本分1ケースが当選しましたが、持って帰れません、と辞退していました(大笑)

 

夕食がてら、会場内にある喫茶MONにてカツカレー大盛(当時880円)を食べましたが、質量ともなかなかよかったです。

 

→2018年1月で南総文化ホール店閉店!館山駅前の本店は残るも、店主に取材したところによると、分煙のない喫煙可の店なので、今後行くことはなくなった。先代から40年以上続いていて喫煙者の数少ない憩いの場ともなっているので、個人的に禁煙にしたくても昔からのお客さんを締め出すことになるということでできないんだとか。法律変わって今どうなりましたかねぇ。

 

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当日流れ

当日受付は9:20締切。館山駅からシャトルバスが出ているがギリギリだと乗るまでに10分~15分程度待つので、8:00頃に館山駅入りしておくと余裕を持って行動できる。特急でなければ、1つ手前の那古船形駅から歩いた方が早いし、動的ストレッチをしながらのがよいかも。(館山駅~会場:約2.6km、那古船形駅~会場: 約2.3km)

 

※臨時特急が出るが、5輌編成で全席指定のため、乗る電車を予め決めて指定席券を購入しておくことを推奨。そうでないと、車内で立ち席特急券(自由席と同額扱い)を購入してデッキに乗ることになる。自由席特急券を持っていれば手数料0円で立ち席特急券に交換可。

 

手荷物預けは有料300円、大きなビニール袋に入れて預けます。貴重品は更に専用の袋に入れ300円。エントリー費が安いのでここは大目にみましょう(笑)


スタート地点の整列は歩道から車道に入って並ぶのだが、それほど厳格なものではない。ただ、余りにレベルが違うところに並ぶと自分含め誰もがハッピーでないので注意。

 

給食は11km以降約5km前後毎に配置。館山中村屋(東口ロータリーからまっすぐ駅を背に進んで徒歩1分) 提供のクリームパンが非常に良い。他、塩飴、塩、バナナが出ていた。水分は水とアクエリアス。弊員は最終エイドを除き全エイドでクリームパンを取り食す。取って、次のエイドまで少しずつ食べきるイメージ。ただ、最終エイドは体力的にしんどく取れる状態ではなかった。クリームパンはフィニッシュ後も提供される。フィニッシュ後は豚汁サービスもあり、身体が暖まる。その他有料の出店も多数あり。(食べ物、ランニンググッズ)

 

完走賞

・ダッペエ(館山市マスコットキャラクター)絵柄のスポーツタオル。Made in Japanでした。質感/デザイン性としては会場販売の公式タオル(1000円)が良さげ。
・完走証とそれを入れるダッペエ絵柄のクリアファイル
※無駄にメダル等はありません(笑)いい大会です。

 

回顧録

2023年 (ボランティアのため記録なし)

2023年(第43回)はロードバイクに乗ってモバイルAEDボランティアとして皆さんを応援しました。コースを何度も味わえる贅沢なサイクリング。改めてこのコースのレベルの高さを思い知りました。ラスト1kmの看板見て4年前思い出して胸が熱くなりました。
そして、関門は箱根駅伝の繰上げスタートのようなドラマがあります。金哲彦氏、AQLの応援でおなじみのロッキーおじさんは見つけられず。上田藍選手は10kmに出場、熊谷知事は公務のため欠場だった模様。

 
 
2020年 (ボランティアのため記録なし)

2020年(第40回)はボランティアとして、第6エイド(32km地点)で皆さんを応援していました。 

7:15発、9:00集合場所の東伝寺着。40回の歴史で何と初めて雨開催だったようで。。一部の家がまだ瓦にブルーシート貼っていましたが、町の様子は昨年同様で安心しました。

9:30準備開始、アミノバイタル配布係。9:30準備開始で皆さん手慣れたものですが、雨だったので天候なりの注意点もありました。

10:00レーススタート、実際先頭ランナーが通過したのは11:42頃で、それ以降3hあっという間。ずっと声援送ってました。前半は手渡しできたが、後半がゴチャついて大変。

ひたすらアミノバイタルゼリーを渡す/置くというものでしたが、走力によって渡し方も変えたり(前半は進行方向に手を移動させながら渡すとスムーズ、後半は立ち止まるので机に並べておけばよい)、ランナーが受け取りやすくする工夫を考えながらやっていました。

14:30にその先1kmの関門が閉鎖となり、片付けし15:20頃解散。帰りはまだ交通規制しており、1本道でインター乗るまでが一苦労。館山駅東口前の中村屋クリームパンは売り切れ。

市役所の方達や明治安田生命(館山事業所)の方達、地元の豊房の方たちが毎年ボランティアされていることが分かっただけでも収穫でした。

市役所の若い職員(男性)と仲良くなれました。ランナー自らがボランティアしたいと申し出るのは異例のようで、ランナー目線で動線的にどうか、等色々聞かれアドバイスさせていただきました。

何より、走力に関わらず前を目指す皆さんに感動しました。金哲彦氏も通過したはずですが、おそらくボリュームゾーンの時間帯だったため、認識できず。挨拶したかった。。

 

装備

FINETRACK、ヒートテック超極暖、SKINSサイクルパンツ、ミズノブレスサーモ靴下、Wave Ibuki(Goretex)、一応雨装備。

 

2019年 (2:59:09)

10km毎ラップ ロス0:04, 41:55, 41:57, 42:50, 42:53, 9:30 (中間点通過1:28:27)

前半1分半の貯金を、後半粘って守り切る展開。自分が出せる無理のない出力で一定で行けたこと、ほぼ毎日の10kmランで距離耐性が、12月からの週1-2 10-12kmペース走でスピード持久力がそれぞれサブ3レベルをクリアしていたことが大きい。

http://update.runnet.jp/2019wakashio/   (私のゼッケン番号は636)

 

 

実況

前日は朝軽め5km(5:45/km)のジョグ。息子の体操&水泳後、13時から1時間弱横になり、夜高ぶって寝られなくてもいいようにした(超重要)。15時から酸素ボックスに入り酸素充填。その他は身に着けるウェア等選定しながら普通に過ごし、23:10就寝。

3:50頃目が覚め小用し再び寝床へ。5:05起床、洗濯干し大用し(重要)検量すると55.8kgと、ちょっと体重の軽さが気になる。グラノーラかきこみ出発、乗り換えの便(べん)はよくないが、さざなみ91号に乗る。昨年比1本早い特急だが、車内は意外にも満席にならず。カロリーメイト(ゼリー、ブロック)を食し、現地着後お汁粉、焼き芋、みかん、粉飴ジェルを食す。簡易トイレも小便器専用もあり、スムーズ。

 

展開

スタートはほぼ最前列、4列目辺りから。足踏み足踏まれに気をつけ流れに乗って進むも、毎年ゲストランナーとして走ってくれている金(哲彦)さんを見つけられず今年は挨拶できず。いきなり3時間ペーサーがラッシュして4:00/km程度で入るのを冷静に見て4:10前後で「出力一定」を意識して刻む。

 

エイドは、アクエリアスは必ず取り、食べ物は今回中村屋パンに拘らず、最初のエイドでのパン選択以外はバナナで行ったのが正解(パンは噛むのが疲れてくる)。いつものように、走りながら次のエイドまでに少しずつ食べることでエネルギーを切らさない。スポンジは最終エイドで取ったが、落としてしまった。。とにかく、エイドで楽しんでいる余裕はない。

 

18km過ぎ下りのアブラナロードで日差しを感じ暑くなる。手袋は脱着し易いものを選択し、脱いだ時はキャップの中へ。南総パラダイス付近の中間点通過は1:28:27と、約1分半の貯金。脚の余裕度はまだある。

 

後半でアミノバイタルショット(赤)注入。ただし、内陸に入っての22kmあたりから、大田原の後半を彷彿とさせるジワジワ登りで、大田原同様失速が頭をよぎるも、とにかく一定のリズムで刻む。さほど落ちていなかったようだ。

 

30km通過もセーフ。直後右手に曲がる激坂も数百m我慢の最低限の失速に留め、下りはスピードに乗った。

 

33kmで元のコースに戻ってからは、終盤は海風をまともに受けると(船酔いのように)気持ち悪くなり、また弱気メンタルが押し寄せても気持ち悪くなるので、近いペースの選手を探して共闘体制。リズムが狂うともも裏が攣る恐れあったので、とにかく出力一定。

 

35km通過もセーフ。まだ1分程度貯金ある。1km 1km、大きくは落ちてないことを感覚的に確認し、気がつくと3時間ペーサーが見える位置までつけ、気力を振り絞る。終盤35km以降は脚つりやもつれ(転倒)にも気をつけ、サブ3なら2時間59分台でもいいからと割り切って大事に大事に行った。

 

40km通過。フィニッシュ地点が遠くに見えている。残り2kmで残り約9分。さすがに4:20/km前後まで失速したが、ここまで来て達成出来なかったら意味がないと思い、弱気メンタルを気持ちで押し切ってラスト2.195kmを9:30に抑えた。最終コーナーでようやくサブ3を確信し、フィニッシュで思わずガッツポーズ!!

 

初マラソンから6年3ヵ月、チョウケイじん帯炎、種子骨炎、鵞足炎、膝蓋じん帯炎、足底筋膜炎と色々悩まされたが、練習も、本番道中も諦めないで良かった。

 

ズームフライFK様様だが、左右とも中指の先にマメが。

 

メニュー

12月以降、BU走の代替として取り入れた10km-12kmペース走が、苦しい練習だったが、スピード持久力向上に寄与した。レース直前のテーパリングもうまく行った。

詳細はこのページで説明します。

 

装備

ズームフライ FK(フライニット)、CWアーチサポート靴下、adidas起毛サイクルジャージ、(後ろポケットにモンベル防風パンツとMAVIC防風ジャケット)、ランパン、キャップ、手袋、鼻のタービン、日焼け止め、apple watch、はちみつ飴、ブドウ糖、ペース表、絆創膏 

 

2018年 (3:05:54)

前日23:30就寝、5:30起床。前日カルピス飲んでたからかスムーズに大用出た(重要)。

 

6:10発で6:44津田沼から臨時特急乗ろうとするも全席指定。車内で自由席特急券を立ち席特急券に交換。途中車内で小用(重要)。

 

8:27館山着、バスはスムーズ。9時前に会場着も、受付で10分程度待った。靴下購入、着替え、ナンバー装着、SISエナジーゼリー飲用、小用としてたら早9:40。

 

ラップタイム
10k毎ラップ: 42:53(ロス10秒含), 44:22, 44:06, 45:00, 9:33
前半1:32:07, 後半1:33:47

最初の10kmがちょっとだけ早いが、ほぼイーブン。そして、終盤も4:30/kmと大崩れせず、前後半の差が1分40秒。アップダウンある中、美しいラップ(ここだけは自画自賛 笑)。序盤から積極的に4:20/km程度で流れをつかみ、ペースが落ち着いた。
ここを4:05~10/km程度で行ける引き出しがないと、やはりサブ3は厳しい。

 

13:05にフィニッシュ、豚汁食し、13:40にイオンタウン館山からバス乗り、13:45館山駅に着。1.4km走り南総文化ホールに14時着。MONカツカレー食し、14:20に出て14:38各駅停車に乗る。君津での乗換え席取り争いまで気が抜けない。

 

感想
曇ってて(スタート時4℃)寒く、風はおとなしかったものの途中霧雨が軽く降る、
とにかく厳しいコンディション。

 

週4でコツコツ平均10km/日のジョグ、週2でビルドアップ走10-15km/日(最後の1-2kmだけレースペース以上で出し切る)

サラリーマンにはなかなか毎日コンスタントに走ること自体難しいのだが、人生の優先順位を上げ、この練習サイクルを鉄の意志で1.5か月続けてこのタイム。30kmの壁も感じず、「落ちない感覚」は、同じく走りこんで臨んだ15年横浜マラソンの再来。

 

今回走ってて、30km走は必要ないこと、この練習の延長上にサブ3があること、福澤式の有効性を確信した。VDOTによる予定タイムを上回り上出来なのだが、サブ3にはまだ何かが足りない。やはり準備は3か月程度、この延長の上積みが必要だったのだろう。(11月は階段トレーニングばかりしていたので…)今度はその効果測定をちゃんとしたい。

 

しかし、秋のレース(10月、11月)は、どうしても真夏(7月、8月)からの練習が必要となり、暑いのでそれはそれで、早朝にやるなどの工夫と長期にわたるモチベーションの維持が必要。依然、いばらの道。

 

装備

匠戦、CWアーチサポート靴下(現地調達)、adidas起毛サイクルジャージ、(後ろポケットにモンベル防風パンツとMAVIC防風ジャケット)、ミズノランパン、毛糸帽、手袋(今日は必須だった)、鼻のタービン、日焼け止め、スントスパルタン、エナジーゼリー1つ(30km手前で飲用)、ペース表、絆創膏

 

  

2017年 (3:44:44)

1/29脚部不安で臨む館山。前日は7:30起床、子守でトレ0。23:30就寝、5:30起床、大し(重要)、かぼちゃ、小松菜、五穀米食し6:12出、6:18乗り、6:44特急さざなみに乗る。大田原より朝は楽。今日はタクミ戦ではなく練習用Boston Boost。果たして完走なるか。

 

臨時特急のため停車駅は 津田沼・千葉・蘇我・五井・木更津・君津・館山。なお単線のため、ドアは開かないが途中駅で3度ほど停車する。(特急と言えるのか!?)

 

キロ5分で流れに乗ったのでそのまま抑えて行ったつもりが、18kmで鵞足の痛み、30km過ぎて左チョウケイじん帯の痛み、33kmで脚止まり、白旗。脚引きずりながらも何とかフィニッシュ、3:44:44(ロス40秒)。2ndワースト記録。練習不足とは言え衰えるの早過ぎ、情けないの一言。年初は歩くのも痛かったので、完歩できただけでも上出来か。80kmのロングライドは生きてこなかったようだ。着地衝撃に耐えられず。

 

今日の装備 帽子、ウェアラブルカメラ、adidas上、ミズノランパン、Boston Boost、ミズノ靴下、インソール、NBインソール(これ古くて滑り多く失敗)、Flip belt、ランナップ(ゼッケン留め)、防風パンツ、スマホ(歩数カウント目的)、サプリ食品は一切無し。

 

今月走行距離 約30km(笑) やはりLSDだけでもやっとかないとマラソンにならないよ。チョウケイじん帯が痛むのはまさに練習不足そのもの。昨年館山から何も学んでない。あと週末だけのトレーニングでは、『軽め→効果薄』『詰め込み→故障し易い』やはり公務員のように、平日もコンスタントにトレ時間確保する覚悟がないとサブスリーなんて夢のまた夢。

 

2016年 (3:22:15)

5k毎ラップ

21:50(4:18),22:00(4:24),23:01(4:27),22:45(4:33),23:29,23:51(4:45),25:07(5:01),28:00(5:39),12:05(5:31)

まず、不安だった膝蓋じん帯が持ったことに感謝したい。今月70kちょっとの練習でここまで走れたのは上出来。後半崩れたが、大田原より記録はよい。明らかに耐久練習不足。

 

1k走ってペースを決めようと思った。4:15/km近くで入ったが、無理には行かず行けるペースで行った。自転車のロングライドが臀部意識とLSD的な面で効果あったと思われるが、やはりマラソンの持久力は3:30以上のレベルになるとごまかしきかない。30k走を3回はしっかりできないと苦しい。インターバルで心肺機能を上げても筋持久力が足りず、意味ない。終盤抜かれまくっての3:22台と、追いきっての3:24台と、どっちが充実感が高いかは言うまでもない。

 

さて1日を振り返る。22時まで宿泊者とマラソン談議。入浴、ストレッチ後23:30就寝、4時過ぎに目覚めるも再度寝て7:20起床。ブルーベリーパン、などを食すも大用出ず。こういうこともある 笑。8:38の電車に乗り館山へ。

 

バス並び手荷物300円で預けるともう9:20。軽く股関節と肩甲骨周り中心に動的ストレッチ。9:40に並んでも余裕あり。9:50にビニルポンチョと防風パンツを脱ぎ、1分前からスタートがカウントダウンなく「あ、スタートした」的な感じ。今日はバイクジャージにポーチ無しで臨んだので羊羹とカロリーメイトが背中でユサユサしてしまった。で結局それらは42kハンドキャリーとなり無駄となった。

 

朝からスタートまで水を一滴も飲んでなかったので、全エイドでアクエリアスとクリームパンを取る作戦。パンは1箇所で取れず引き返し、最後のエイドでは苦しく取らなかった。結局電車で食す。真ん中ポケットにはポンチョと防風パンツ。これはブレーキ起こした時の低体温症防止。バイク時はともかく、ランではあのポケットを過信してはいかんな。

 

スタート時は7℃。<後半ブレーキを起こすと寒く低体温症のリスクある(後半海岸線は海風ちょっとあり)ので、手袋、ポケットに入る薄手の防風ジャケット&パンツがあると安心。

 

装備

バイクジャージ、ランパン、WSD、帽子、手袋(重要)、靴下、カロリーメイト4本、羊羹4つ、アミノバイタル粉末2本、ポンチョと防風パンツ、館山中村屋あんドーナツ1個。帽子裏にバンドエイド

私のフルマラソン全記録

(最終更新日: 2023/11/18)

 

参考までに、私のフルマラソンの全記録を掲載します。

No. 日程 大会名 記録
(グロス)
短評
1 2012/10/21 ちばアクアラインマラソン 3:56:27 PB 初マラソン。平日週4~5通勤ラン中心にトレーニングしていたが、週末は特に練習せず、計画性なし。30kmの壁どころか中間点過ぎて早々失速、前半1:33, 後半2:22の極端過ぎるタイム。
2 2013/10/5 ブラッセルマラソン 3:32:25(ネットタイムのみ) 初海外。腸脛靭帯炎が出るも、フォーム修正で走りながら立て直す。30kmまでは3.5hペースだったが、32km過ぎの激坂で力尽きる。
3 2013/11/3 第8回湘南国際マラソン 3:34:10 PB 自転車トレーニング主体。マンモス大会の洗礼、スタート5:50のロス。コースは単調。
4 2013/11/23

第26回大田原マラソン

3:28:59 PB 初サブ3.5達成も脱水痙攣により医務室へ。看病していただいた方、本当にありがとうございました。本当に情けない。
5 2014/10/19 ちばアクアラインマラソン 3:32:44 平日中心の練習。直前週に会社で風邪移され、前々日38度の病み上がりにしてはよく走った。
6 2014/11/23 第27回大田原マラソン 3:23:48 PB AQL後も30km, 21km走等積み好調キープ。結局30km走は8/31,  9/15, 9/21, 9/28, 11/3の5回実施。
7 2015/3/15 横浜マラソン 3:01:44 PB(*) 1月から月300kmペースで練習。マンモス大会だが1時間半前から待ち、前方スタートを確保。地元横浜で気持ちよく走れた。
(*)レース後、何と大会事務局から180m程足りないことが発表される!
8 2015/11/23 第28回大田原マラソン 3:24:55 前半をキロ5分で抑え、後半ペース上げるネガティブスプリット。金哲彦氏見事サブ3も、自分のタイム自体は余り進歩なし
9 2016/1/31 第36回館山若潮マラソン 3:22:15 元日30km走で右膝痛。1月は自転車中心に調整。当日も33km以降海風にやられ、コースに苦手意識を持つ
10 2016/10/23 ちばアクアラインマラソン 3:14:43

6月下~   週1で2hのLSD
7~8月    バイク21k ラン5kの複合
7月~9月初  長距離走
9月中~   10kmペース走 
をメインに実施。走行距離を150km/月に抑え、つなぎ一切せず、疲労回復を兼ねたLSDを週1に入れながらポイント練習を積み上げるやり方。途中まで西谷綾子さんと並走。

11 2016/11/23 第29回大田原マラソン 3:08:56 その後サブ3狙う。前半1:29台通過も後半登りで即失速。
12 2017/1/29 第37回館山若潮マラソン 3:44:44

1月初に膝蓋じん帯炎により1月殆ど練習できず。スタミナも不十分で、33kmで完全に立ち止まってしまう。

- 2017/3/22 第20回板橋Cityマラソン DNS 2月に肺炎による入院の病み上がりにより断念も、現地には訪れ、大御所瀬古氏&増田氏と会話!
13 2017/11/23 第30回大田原マラソン 3:54:12 階段登りの効果を確かめるべく、階段トレーニングのみで臨んだが、全く通用せず。
14 2018/1/28 第38回館山若潮マラソン 3:05:54 

大田原後、週5でコツコツ平均10km/日のジョグ、週2でビルドアップ走10-15km/日(最後の1-2kmだけレースペース以上で出し切る) 中心に練習も、3時間切りは厳しいと思い、行けるペースで行ったのが好タイムに繋がった。

15 2018/10/21 ちばアクアラインマラソン 3:50:02 練習レースとして長距離を踏むのと、後半上げるのを課題とした練習レース。電光掲示は3:50:00でフィニッシュしたはずだったのに…。
16 2018/11/23 第31回大田原マラソン 3:07:58 サブスリー狙い、10月初から毎日10kmペース、計500kmの練習で臨むも、スピード持久力不足露呈。
17 2019/1/27 第39回館山若潮マラソン 2:59:09 PB 10月から300km/月をコツコツ重ね、12月からは10kmペース走を入れてスピード持久力を少しずつ強化
18 2019/11/23 第32回大田原マラソン 3:03:56

3ヶ月前の8月下旬から始動し練習を積み、仕上がりの手応えは1月の館山以上あったが、またしても24km過ぎの坂で失速し、サブ3達成ならず。。

19 2020/9/8 第124回ボストンマラソン(バーチャル) 4:20:03
 (参考)

バーチャルとなり、初めて自分で42kmのコース設計をして走った。猛暑の真夏は例年通り練習する気になれず、自転車で回ってコース設計する方が楽しくなってしまい、8月月間ラン距離たったの58.6km。結果、30kmで大失速、40kmで歩くという完全な練習不足。

20 2023/11/23 第33回大田原マラソン 3:04:07

3ヶ月前の8月下旬から始動し練習を積み、2019年11月の準備以上の距離踏むもスピードの余裕度醸成があと一歩不十分でサブ3達成ならず。

 

 

 

市川市民元旦マラソン(2020年:市川市民マラソン)

(最終更新日: 2024/1/24)

 

ローカルながらも、NHKの長寿番組「紅白歌合戦」と同じ開催回数を誇る大会。
これのおかげで大会前日(つまり大晦日)は規則正しい生活となっています。

 

 

大会概要

・参加資格は、市川市在住または通勤/通学者かつ小学生以上
・申込みはWEB申込後、郵便振替での支払い(11/20前後締切)
・市川市スポーツセンター内 陸上競技場発着(まともな400mトラック)
・マラソンという名前ながらも、種目は2km, 5km, 10km, ファミリー2km, ウォーキング4km。

 

※10kmの部は、毎年スタート直後ロケットスタートするオジサンが居て、ほどなくずるずる後退するが、見せ場十分。
※2kmは、正月兵庫県西宮神社で行われる一番福よりは長い距離だが、キロ3分半で走るスプリント勝負。

 

・ウォーキング4kmは競技ではなく、順位つかず。
・10kmは途中給水(水のみ)あり。
・5km, 10kmの競技場前は、200m程度の激坂区間あり。
・参加者は年々右肩上がり、全種目合計で約1000人弱。
・参加料は1300円。東京ベイ信用金庫のスポンサーさん、ありがとう。

 

 

レース回顧録

2024年 (2km 7:03 3位)

スタート直後に中学生2人と一般の優勝候補の方と、もう一人が先行。競技場出て一般の部3番手。競技場途中から後ろに1人ぴったりつかれる。激しい息づかいが背中越しに聞こえるプレッシャー。


公道出ての下りで、逃げバテた人1人を抜き、ぴったりつかれた2位争いで最後のトラックへ。ラスト100で、後ろについてたその人にちょい差し喰らって負けるという内容。(優勝選手は悠々6:44で逃げ切り5連覇)

 

先頭の方でコース誘導にミスがあったらしく、優勝争いをしていた中学生2人が揃ってコースアウトしてしまったとのことで、2人による再レースが行われる異例の展開。3年生の選手が貫禄を示し、6:33で優勝!いいもの見せて頂いた!2位の選手は昨年は勝てたのに、1年間で随分と走力をつけてきた。さすが、若いって素晴らしい。

 

2023年 (2km 6:58 2位)

(2kmは30歳以上男子、中学生男子、一般女子、中学生女子、ファミリー(小学4-6年生と保護者)が一斉に走る。競技場2周して一瞬公道へ。千葉商科大学の前を通り競技場に戻るコース)

今年から2km中学生男子の部新設。1500専門の優勝候補の男性と中学生男子3人を5秒差で追う展開。競技場出てからもう少し離されるも、残り400で落ちてきた中学生1人を捉え、最後100mトラック駆け抜けた。やはり前居るとアドレナリン出るのか、実力以上のものが出たかも。総合4位だがPB1秒更新。

常連の方は6:43で中学生2人を振り切っての優勝。4連覇。ここでしか会わないのだが、健闘を讃え合う。

装備
BBBビーニー TRUSCO 保護メガネ Raphaフェイスマスク adidas チェルシーGK(クライマウォーム) (ゼッケンはこっちにつけたので今日はゼッケンベルトなし) adidasランパン
Goodwin5本指靴下 Nike ズームフライフライニット 携帯不携帯のためフリップベルトもなし 補給食:2kmなので当然なし

2020年 (2km 6:59 2位)

港区在住の当時市長村越の意向もあり、1月第3週目開催。競技場1周終えてまさかの首位も、1500m専門という常連の方に2周目でかわされ、その後は単独走のまま2番手フィニッシュ。

 

2019年 (10km 39:14 年代別5位)

(晴 年代別5位)、意外にも好走し、自己ベスト更新。12月5回の10kmペース走、3本の坂ダッシュが効いたか。スタート直後のオッサンダッシュを阻止するガチランナー。私も3/4周辺りで抜き去る。3周走るまでに後方スタート者達と結構周回差がつく。

2週目入るところでおよそ22分だったが、イーブンペースで走り切れた。2周目は5kmランナーを次々と抜きながらもあくまでマイペース。田中幸太郎議員を、あいさつしながら小学校付近で捉える。給水は練習も兼ねて2周目(8km付近)で1回軽く口に含む。

沿道の声援や前後を走る同程度の走力のランナーからもらう力と言った、レース本番ならではの魔法(ゲタ)というのは確かにあるが、自分でここまでなら我慢して行ける、これはオーバーペースだな、という見極めの精度が、ペース走を繰り返すことにより上がっていることが収穫。

 

装備:サッカーユニ1枚、ランパン、ランナップ、(免許証と札)、RUNARTソックス、靴はズームフライFK(レースで初装着)。

0:30就寝、7:10起床。そば食し大用足し(重要)、8:05車で出発。8:15駐車場着、300m歩き受付、9:00開会式とアップ。寒い中待つのが大変。9:40スタート、10:20フィニッシュ、記録証貰って即帰路へ。

 

2018年 (2km 7:17 3位)

競技場6番手通過から一人ずつかわす展開。先行選手1人がコースを間違えるという運もあった。3番手になってからの時間が長く感じたが、競技場でスパート。どよめきが気持ちいい!記録としては、スピード練しない結果が正直に出た。

 

2017年 (2km 7:09 4位)

2016年同様後半追い込む展開も、3位とは1歩差で差し切れず。タイムは昨年より3秒遅い7分9秒。この3秒の差は練習不足の差。

 

2016年 (2km 7:06 3位)

前2人は常連さん6:42。今朝7:15起床。前日23:50床着くも暫く寝付けず。洗濯干し朝食後大用済ませ(重要)、8:15家出る。トラック逆側から約2周半。あっと言う間だが、走りは練習通りで満足。レース展開。スタートは難なく先頭ラインに陣取れる。トラックでは接触に気をつけ、2周と1/4で出る時は既に前2人は約20mの差。3番手グループで、6番手か7番手。外周で1人ずつ抜き、残り600mで3番手浮上。既に2人は見えず。そのまま振り返らずフィニッシュ。均一なペース配分が重要。

 

2015年 (10km 39:55 29位)

(5-6℃ 晴) 意外にも好走し、自己ベスト更新。3回のフィットネスクラブでの自転車インターバル練が効いたか。イーブンで走れた。 上位は大学の陸上部か、お揃いの赤ランニングの集団や、東洋大のユニフォーム着てた人も居てレベルが高い。0:20就寝、7:15起床。そば食し大用足し、7:55車で出発。8:15駐車場着、300m歩き受付、9:00開会式とアップ。寒い中待つのが大変。装備:サッカーユニ1枚、ランパン、ゼッケンベルト(免許証と札)、隼ソックス、右だけ拇指球サポーター、靴は結局いつものRC1100。

【実験】フルマラソン ハーフマラソン タイム換算の検証を中1日でやってみた

よく、フルより短い距離で、フルマラソンタイムを試算するものがあります。

VDOT等のアプリが有名です。

 

今回、2018/11/23大田原 + 同11/25那須ファミリーハーフを中1日で走破するという、フィギュアスケートや国立大入試と同様、2日間の合計で争われる鉄人番付企画に参加し、フル、ハーフタイムの関係を検証してきました。(ファミリーハーフとは言え家族の理解は得られず、ソロ参戦)

 

結果

2018/11/23 大田原マラソン 3:07:58 (=3*60*60+7*60+58 = 11278秒)

2018/11/25 那須高原ファミリーハーフマラソン 1:33:07 (=1*60*60+33*60+7 = 5587秒)

 11278/5587=2.0186!

フル : ハーフ = 2.02 : 1 という結果に。

(私は元々スタミナ型と自覚)

 

前提:

直近(10/1〜)ラン走行距離 500km。5〜13km程度(平均10km/日)をジョグとビルドアップで週6で走る内容。

 

過ごし方:

11/23(金) フルマラソン+温泉

当日の様子はこちらの回顧録2018年 を参照ください。

レース後、五峰の湯の湯船に30分以上入ったり出たりを繰り返し、グリッドでハムストリングス、臀部、ふくらはぎ中心に筋膜リリースとストレッチ。

 

11/24(土) 回復 (以下詳細)

大田原を終え、既に左足親指爪剥がれ、太もも前&左前すね筋肉痛という状態。中日(11/24)は酸素部屋、治療院でほぐし、5km +αスロージョグし、息子のスキーを取りに行く。夜はフル前のワクワク感もなく22:30頃落ち着いて眠りに入れた。

・酸素部屋

・治療院で太もも前部を中心にほぐす

・6km程度のスロージョグ(7:30/km程度)

で回復を狙った。

 

11/25(日) ハーフマラソン+温泉

5:01起床、大し(重要)検量すると57.0kg。体重は戻ったようだ。グラノーラ食し着替え5:30出、5:42の電車、6:20東京発。7:30に那須塩原に着。某有名市民ランナーとお会いでき、何と一緒にタクシー同乗。

 

鉄人番付結果: http://www.ohtawara-marathon.com/2018/wp-content/uploads/2018/11/ironMan_rank.pdf

10kmまでは42:30ペース(サブ3ペース)で行けたが、長い上りでじわじわ遅れ。

しかし、2日前のフル(大田原3:07:58)の半分以下のタイムで走れたとは。。この安定感に笑った! ハーフ後はサンバレー那須の湯に浸かる。意外と温泉が有効ですね。

 

 11/26(月) 子どものスイム練習と、地元の温泉、ストレッチ

 

11/27(火) 大腿部の筋肉痛減少

 

 

 

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酸素カプセルならぬ酸素ボックスに入ってみた

残念・・・。2020年5月でリース期間満了し、終わってしまいました。参考として記事は残しておきます。

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試したのはアップルストアから徒歩1分の、銀座3丁目銀座大成功倶楽部。

http://www.big-success.jp/shop/includes/templates/bigsuccess/o2box/sanso.html

 

気圧(1.1, 1.2, 1.3atm)と気圧上昇速度が選べる。1.3atm、40分程度で徐々に下がり、60分で完全に戻り終了。

 

最大8人?とあるが、狭い空間で相席はきつそう。電話受付際も、相席にならないよう配慮しているとのこと。中には飴が置いてあり耳抜きしやすい。

 

元々スポーツ吹き矢の店で、料金は1回60分1500円、住所氏名生年月日等の個人情報を書いて会員登録すると1000円と酸素カプセル業界の中では破格。12回回数券1万円、11月はキャンペーン中で10枚増量(22枚)。回数券に弱い小生、買っちゃいそうだ(笑)

 

部屋の外だが、ファイテンのソラーチも1回(7分程度)200円で利用可能。

 

もともとレース後の疲労回復を目的としてたが、レース前の酸素充填として行ってみようかね。

 

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レンタル・リース・購入となると、(株)タイムワールドに問合せ。BOXの方は購入1千万円程度とのこと。常務取締役の方と名刺交換したので、ご興味あればご紹介いたします。

o2-capsule.com

【実験】マラソンで極端なネガティブスプリットを試してみた

2018/10/21アクアラインマラソン結果: グロス3:50:02(ざっくり前半2:01、後半1:49)。序盤6:00/km、中盤5:30/km、30km過ぎてからペースUP、35kmでリミッター外すという、42kmのBU走をするようなつもりでのレースプラン。

記録度外視のファンランとは言え、レースとして集中を保つべく最低限サブ4を守ることは意識しながらも、途中完全に止まって記念撮影したり、音楽聴きながら走ったり、ゲストランナーを探して並走したりと、普段のレースではまずしないことを色々実験した。
スタート直後こそ周りに釣られ、計画より早い5:20/km程度で入ってしまうも、徐々にばらけてからはしっかりペースコントロール。予定通り30km手前でオッサンと記念撮影させてもらい、そこから徐々にペースアップ。32km付近でサブ4ペースメーカーをとらえ一気に抜き去る。ただし、サブスリーペース(4:15/km)より早く走れた区間は僅か1km余(手もとの時計上)で、30km過ぎての平均は4:40/km程度。2回の坂、特に2回目はさすがに軽快に駆け上がれなかった…。

結論: 前半温存しすぎても後半の最大出力はさほど変わらない

そもそも30km過ぎてからのキロ1分以上のペースアップ自体が一般的に難しく、いくらスタミナを温存しようと前半遅く走ってても脚は確実に重くなるものなのだろう。やはりペースを上げるのではなく、自然と上がっていくようなビルドアップにしないと。

因みに、サブ3.5以下のパック(集団)は、給水での立ち回りに大きな差を感じた。大田原の時は中上級者ばかりなのでサブ4ボーダーでの給水は逆に少なくて快適だったが、都市型マラソンは逆。サブ4レベルでも、殆どが大きく減速するか止まっている。給水は技術でカバーできるのでもったいない。

野球ポストシーズンで毎年違和感を感じる言い回し 「逆王手」と「日本一」

逆王手

N戦戦勝のシリーズにおいて、片方のチームAがシリーズ優勝まであと1勝とした後、他方のチームBが勝って並んだ場合、Bが逆王手などと言うが、Aは依然王手継続であり、将棋でいう逆王手の状況にはなり得ない。どうしても例えたいなら麻雀の「追っかけ立直」。マスコミ、インタビュアーは誤用しないで頂きたい。

 

同じようなことがとうの昔に言及されてた。

 

ただ、自チームの結果が相手に影響を及ぼす時は逆王手のシチュエーションはあり得る。例えば、リーグ戦の最終盤残り2試合で相手チームがマジック1、相手チームとの直接対決は全て終わっているものとする。相手チームが負け自チームが勝った結果、自チームの自力優勝が復活し逆にマジック1となって最終戦を迎える場合などは逆王手と呼んでも違和感はない。

 

高校野球では、準決勝第1試合を勝って決勝進出したチームを王手、準決勝第2試合を勝って決勝進出したチームを逆王手、とは言わないのにな。

 

日本一

負け越しチームが3位に入ったりして、毎年のようにCS廃止論やアドバンテージの付け方などがネット上でも議論されている。

ファンとしては消化試合ではない試合を長く、多く観られる方がありがたいし、選手にとっても、息つまる短期決戦の1プレイの重みから、レギュラーシーズンの何試合分もの経験を積めるチャンスもあろう。興行(客商売)の面からも、もう廃止することは難しいだろう。ただ、そうして日本シリーズを優勝したところでファンも心から喜べないのは確か。従い、日本一の定義を訂正すれば良いだけのことじゃないかと常々思う。

現状: 日本一=日本シリーズ優勝

案: 日本一=リーグ優勝+日本シリーズ優勝 (日本シリーズ優勝だけでは日本一としない)

 

追っかけ立直に続き麻雀で例えて恐縮だが、日本シリーズタイトルはもはやドラ(懸賞牌)。それ単体ではあまり意味なく、肝心の役(リーグ優勝)とセットで日本一を名乗るようにしたら良い。

マスコミ各社も、リーグ優勝チームが日本シリーズを優勝した時とそうでない時の扱いを意図的に変えないと。リーグ優勝チームの日本シリーズ優勝は大々的に「日本一」2位3位からの日本シリーズ優勝は控えめに「日本シリーズ優勝」と格差をつけるとか。それがリーグ優勝の地位・ペナントレースの重みを保つこと、リーグ優勝チームに敬意を表すことに繋がると考える。日本一「該当なし」の年があったって別に良いと思うのだが。

 

→この記事は面白い。セパ3位2チーム無条件ではなく、セパ3位の勝率高い方と交流戦優勝チームをワイルドカード的に入れるのも面白い。そうすれば低レベルな(5割を切る等)3位狙いもなくなる。

また、個人的には指名打者制には否定的。どうせやるならとことん、アメフトのように攻撃と守備で人を分けてしまえ。(球辞苑で里崎氏が言ってた気がする) そうすればmax18人出られるし。
で、しつこいが日本一と呼んでよいのはリーグ優勝チームが日本シリーズ優勝した時だけ。それ以外は日本一該当なし。