(最終更新日: 2023/11/18)
アボット・ワールドマラソンメジャーズ(下表の6大会のことを指す)についてまとめました。
Reach for the stars概略
ベイスターズの初期スローガンのようですが、ここでは違います(笑)
アボット・ワールドマラソンメジャーズは、昔はWMM(ワールドマラソンメジャーズ)という名前でした。
東京、ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、NYCの6大会を完走すると、★が1つ増え、全て完走すると、(各大会完走後に授与される6個のメダルとは別に)7個目のメダル(=6starメダル)および、各大会の記録が1枚に記された記録証が授与され、 エキスポの特設壁に毎回その名が刻まれます。(非常に小さい字ですが)
このプログラムは、2013年に東京が加入して以降始まりました。 日本人も1000人以上?達成しているとか。ケニアは意外にも2人!(エリート選手には興味ないことのようです)
2017年にアボットというヘルスケア分野のグローバル企業がスポンサーとなり、冠が付きました。
全制覇に向けてすべきこと
1. エントリー時期を抑え、確実にエントリーを続ける。
エントリーしないと当たりません。ロンドンのようにエントリー期間が約1週間と短いものもあるので注意。
ボストンだけはBQを満たす中から速いタイムカテゴリーごとのエントリーになるので、できればBQから10分以上速いタイムを出したい。
東京は10万円寄付のチャリティで出るのが近道。
年会費4,400円払ってONE TOKYOプレミアムメンバー
https://onetokyo.org/static/index/pageid/member
になり抽選回数を増やす手もあるが、依然狭き門。
陸連登録し公認大会で2:21:00(男)以内を記録すれば抽選免除だが、もっと狭き門。
2. 海外ツアー枠での出場も見据え、準備する。
以下に記載してます。40~50万円と、通常の旅行に比べるとだいぶボッた価格設定なので、(高いか安いかはさておき)金銭的な準備も。
3. 目標の走りができるよう調整する。
特に、ベルリン、シカゴ、NYCは、日本で練習するとなると猛暑の時期に重なるので、練習の工夫と強い意志が必要。
4. ABBOTTプログラムに登録する。
https://www.worldmarathonmajors.com/
5. ESTA登録
米国開催の大会の場合は、ESTA登録を忘れずに。これを忘れると入国できません。
6. メジャーズエントリー時期まとめ(直近エントリー時期順)
大会 |
2020年大会の エントリー期間 |
抽選結果 判明 |
抽選倍率 |
エントリー料金 |
2020年 大会時期 (見込) |
速い人のエントリー優遇 |
コース |
|
1 |
ロンドン |
2019/4月末~ 5月初 |
10月上旬 |
10倍前後? |
イギリス移住者以外 80GBP |
4月下旬 |
英国在住者のみ(例: 39歳以下男子3:00以内) |
始め下りの後ほぼフラット |
2 |
東京 |
2019/8月一杯 |
9月末 |
10倍前後 |
10800円 |
3月第1週 |
日本陸連登録者かつ、日本陸連公認大会で男子は2:21:00以内。一般人にはハードル高すぎ |
始め下りの後ほぼフラット |
3 |
2019/9月中旬 |
10月 |
BQを満たさないと 応募資格なく、 レベル別先着 |
米国移住者以外 250USD |
4月中旬 |
BQ(Boston Qualify)以内で、速いカテゴリーの順に優先エントリー可 |
下り基調 (6メジャーズの中で唯一、世界陸連公認コースではない) |
|
4 |
ベルリン |
2019/10/1~10/31 |
11月末 |
2倍程度? |
128EURO |
9月最終週 |
過去2年AIMS認定大会で規定タイム以内(例: 44歳以下男子2:45:00以内と、ハードル高し) |
ほぼフラット |
5 |
シカゴ |
2019/10/22 0時(Guaranteed Entryは10/29 0時 )〜12/4 4時 (日本時間) |
12/12 |
2倍程度? |
米国移住者以外 220USD |
10月第2週 |
米公認コースで規定タイム以内(例: 39歳以下男子3:15:00以内と、ハードル緩め) |
ほぼフラット |
6 |
NYC |
2020/1月中旬〜 2月中旬 |
2月下旬 |
7倍前後 |
米国居住者以外 358USD |
11月第1週 |
NY市?の指定する大会で規定タイム以内(例: 39歳以下男子2:55:00以内と、ハードルやや高め) |
序盤Verrazano Narrows Bridgeをはじめ、NY5区を跨ぐ橋にてアップダウンあり |
速い人のエントリー優遇については、基本その国の人もしくは、指定の公認大会での記録が求められるため、 一般の日本人にとっては、ボストン以外は関係なさそうです。
海外ツアー枠での出走
金で出走権を買うというイメージで、旅費・エントリー費込で各大会4~50万円と言ったところでしょうか。
ラインナップ: 東京以外のメジャーズをフルラインナップしているのはクラブツーリズムのみ。HISスポーツイベントセレクションではベルリン、シカゴ、NYCのみ販売。クラブツーリズム比安価な設定だが、1人参加だと1人部屋必須で結局割高に。一方、クラブツーリズムは1人参加でも追加料金なしで同性との相部屋利用が可能。
東京マラソンのエントリー料(10800円)やチャリティー枠(10万円以上寄付で出走権確保)が安く思えるほどです(笑)ただし、出て完走するだけでは意味ないというのが私の持論。入念な準備をして臨みたいが、トレーニング期間を3か月と考えると、猛暑時期と重なるベルリン、シカゴ、NYCは特に、十分な練習を積むんだという強い覚悟が必要かと。
添付写真(準備中)の夫婦も目をキラキラさせてました。 手前の赤ジャンの男性は、自分の歴代のタイムの刺繍が入ったジャンバーを自作し着て来る程の熱のこもりよう! 見てるだけでエネルギーをもらいます。
通常は自国の大会から参加し、6メジャーズに目覚める人は目指すのでしょう (ドラゴンボール集めに例えると、一つ(四星球=孫悟飯の形見)をデフォルトで保有した状態で残りを探す)が、 東京にちっとも当選しないので、今後東京以外も含め、6メジャーズにエントリーし続けるようにします。
私も、今の部署に居る限りはボストンとベルリンは社内行事とバッティングして出場不可能ですし、 全制覇など何年かかるかわかりませんが、ご興味持たれた方、一緒に出場を目指しませんか。命がけである登山7大陸最高峰制覇(エベレスト、エルブルス、デナリ、アコンカグア、キリマンジャロ、コジオスコと南極のヴィンソンマシフ) を目指すよりは安全で現実的な目標かと(笑)
MY アボットレーダー
ボストン 2020出走権獲得もバーチャルになり無効に
シカゴ 未エントリー
NYC 2020ツアー枠でエントリーも中止に
ベルリン 未エントリー
ロンドン 2020落選 (2019/10/9通知メール)
東京 2020落選 (2019/9/20 マイエントリーページで通知)
参考リンク
ボスサラさんのブログ
https://boston-info.blog/1732/