体脂肪率10%未満キープも、齢40にしてCKD(慢性腎臓病)疑惑および痛風予備軍となり、クレアチニン&尿酸値上昇のため、坂ダッシュ(無酸素運動)のトレーニングができなくなり、運動も程々にする必要が生じました。
CKDに関するお役立ちリンク集および、参考として自分のメモを兼ね、私の経過を記します。
CKD: Chronic Kidney Disease(慢性腎臓病)の略。CKD48とでもネタにしたいところだが、途中まで無症状で進行するのが怖い。指標(マーカー)は、血液はクレアチニン値および、クレアチニンと年齢と性別から算出されるeGFR。尿は尿蛋白。
痛風: 正式には尿酸血栓症。ビール飲みすぎの腹出たオッサンのイメージだが、筋肉を酷使する人も尿酸が高めとなり、痛風になるリスクも高くなるとか。
尿酸(UA): プリン体が体内で分解されてできる燃えカス。運動したり臓器を動かしたりするためのエネルギー物質で、常に体内で生成されている。これらのプリン体は主に肝臓で分解され尿酸となり、一時的に体内に溜め込まれた後、尿や便として排泄される。
リンク集
<マラソンと腎機能>
◆マラソンと腎機能の低下について RUNNET - ランナーの知恵袋 質問をみる
<CKD一般>
・・・「腎機能のチェック」にeGFR算出フォームがついています。
◆�C心臓・脳血管障害の原因に! | CKD(慢性腎臓病)とは | ほっとけないぞ!CKD慢性腎臓病
◆腎臓のサインを見逃さない | はじめよう!ヘルシーライフ | オムロン ヘルスケア
◆腎機能が低下しているときの日常生活 | 腎臓にやさしい生活習慣を知ろう | ADPKD.JP | 大塚製薬
◆水分と塩分を適切に摂取しないと急性腎不全になってしまう可能性 – サイクルショップ マティーノのブログ
◆クレアチニン値が高かったら|おしっこと採血から分かること|腎らいぶらり
◆患者腎機能の正確な評価の理論と実践 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjnp/5/1/5_3/_pdf/-char/ja ・・・シスタチン C による体表面積未補正 eGFR(mL/min)を用いた評価方法の解説。
◆腎機能評価と診療のポイント https://www.maruho.co.jp/medical/famvir/pdf/support/dn06.pdf
◆腎臓病の治療:慢性腎不全の日常生活の注意:大阪府立急性期総合医療センター腎臓高血圧内科
◆腎臓を守ろう!~水分補給と健康診断のススメ~ http://www.uyou.gr.jp/fms/topics/201807.html
◆CKD(慢性腎臓病) https://www.kyowakirin.co.jp/ckd/pdf/hypertension.pdf
<腎性貧血>
◆腎性貧血 https://www.jsn.or.jp/ckd/pdf/CKD06.pdf
◆腎性貧血 http://minds4.jcqhc.or.jp/minds/CKD/CPGs_CKD2013_Ch07.pdf
◆腎性貧血 | 今日の臨床サポート - 診断・処方・エビデンス -
◆腎性貧血 | おかえりホームドクター | おかえりなさ〜い | 福井テレビ
<尿酸・高尿酸血症>
◆「尿酸」って何ですか?|激痛!痛風を予防する|高尿酸血症・痛風|三和化学研究所 ・・・高尿酸血症について、排泄低下型、生産過剰型、混合型の3タイプを解説。
◆尿酸について https://www.marunouchi-c.org/img/dock/column2/credential-24.pdf
◆慢性腎臓病と高尿酸血症 https://www.japha.jp/doc/CKDJ_vol6.pdf
◆夏場の筋トレが「痛風」の引き金になるワケ | 病気もどき注意報! | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
◆薬の種類と使い始めるタイミング|これで尿酸値を下げる!|高尿酸血症・痛風|三和化学研究所
◆尿酸値が高い https://www.kenkou-clinic.jp/shisetsu/img/07.pdf
◆尿酸値は低すぎてもダメ!「痛風」を防ぐ生活上のポイント4つ【予防医療の最前線】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト
<予防・ツボ>
◆腎臓に効く『5つのツボ』で利尿・むくみを改善しよう:達人に訊け!:中日新聞Web
◆【腎臓リハビリ】高いクレアチニンを下げる方法 筋トレと運動、体操で改善できる! - 特選街web
<食事>
◆腎臓に良い食べ物、悪い食べ物とは?慢性腎臓病の自己対策 食事療法 | NHK健康チャンネル
◆慢性腎臓病まっしぐらの悪習慣、甘い清涼飲料水・喫煙でリスク上昇 | 禁煙 | 健康 | ダイヤモンド・オンライン
<その他>
◆アスリートの「エネルギー不足」の貧血を防ぐ https://nishibeppu.hosp.go.jp/files/000067047.pdf
◆民間療法によって末期腎不全に至ったアリストロキア酸腎症の一例 https://www.jsn.or.jp/journal/document/47_4/474-480.pdf ・・・中国より輸入され国内の漢方薬局で販売された「漢方生薬」の服用によって末期腎不全に至ったアリストロキア酸腎症の症例
参考: 私の経過
2020/12/22
50日分処方のフェブリクが切れ、12/17再度血液&尿検査。
尿たんぱくは(-)(=陰性)変わらずも、尿酸値は6.6(前回5.5)と悪化。UN(尿素窒素)21.9。腎機能マーカーCr(クレアチニン)=1.17(前回1.15)、eGFR=56.3(前回57.8)という結果。(60.0未満が3か月以上継続だとCKD)
この運動強度でバランス保ててるか。(実は体重が落ちにくくなった)
なお、AGEs(Advanced Glycation End Products=最終糖化生成物/週末糖化産物 等と呼ばれる)の測定もしたところ、2.3AFという値で、糖化年齢61歳相当!(40歳相当は1.8)
体にAGEができやすいのは食後1時間。これは食後30分から1時間で血糖値が上がり、その時に糖化が起こるため。つまり糖化を防ぐには、食後の血糖値が問題。
普段から食後血糖値を測るのは無理、と考える人も多いでしょう。でも、血糖値を測らずに推測できる兆しはあります。それは、食後2時間程度で空腹感を覚えて、その1~2時間後に空腹感が収まったりしたことがないかどうか。食後30分から1時間で血糖値が上がるので、インスリンが分泌されます。インスリンの作用で血糖値が下がるため、一時的に低血糖に陥り空腹感を感じてしまうのです。ちなみにその時の血糖エネルギーは、インスリンによって皮下脂肪や肝臓にたまる内臓脂肪として蓄積されていく。
「食べ放題」が好きな人、「大盛り無料」に魅かれる人は要注意。外食では小ライスを注文する、甘いものやジュースを控えるなどを心がけましょう。よく噛んでゆっくり食べることも重要。
例えば学生時代にスポーツをやっていて、社会人になってスポーツをやめても食事の量が減っていない、という場合は食生活要改善。
高い代謝能力のある若いうちはAGEを排出することができるが、年齢とともに代謝能力が落ちるとAGEが体内に蓄積されてしまう。
食品の中のAGEは、すべてが体内に取り込まれるわけではありません。私たちの体の中に取り込まれるのは約10%で、そのうち7%前後が長期間体内にとどまるといわれています。
食事から摂取されるAGEsが病気や老化に寄与するのか、それとも内因性のAGEs(体内で生成されるもの)だけが重要なのかは未だ不明である。
このことは、食事から摂取されるAGEsが健康に悪影響を与えるという可能性から解放されることを意味するものではないが、食事そのものから摂取するAGEsに注意を払う価値が、血糖値を上昇させAGEsの形成につながるような食事に注意を払う価値よりも少ない可能性があることを意味している。
2020/10/10
フルマラソン1か月後の検査結果。雨のため往復8kmJOGで。
尿たんぱくは(-)(=陰性)、フェブリク服用が効いてか尿酸値は5.5点台に良化、腎機能マーカーCr(クレアチニン)=1.15、eGFR=57.8という結果。(60.0未満が3か月以上継続だとCKD)
一応運動前の水準には戻ったとの判断だが、一般の人と比較すると依然高い。即運動禁止and/or競技引退は免れたが、とにかく脱水に気を付けた生活をして、質の高い睡眠のための低強度運動(ランに拘らない)は続けよう。
コロナもあるし、今は大会エントリーまでは全く考えられん。3年後大田原復活したとして、何月になるのかしら。
2020/9/12
フルマラソンした9/8の測定結果。当然ながら数字は明らかに悪化。逆に言うと、こんなダメージが起きているということが、数字で改めて分かった。
尿たんぱくが出なかったのと、フェブリク服用が効いてか尿酸値は6点台に良化した点はましだったが、腎機能マーカーCr(クレアチニン)=1.49、eGFR=43.5と大きく悪化。
当然42km走っての筋損傷(指標CK(クレアチンキナーゼ)=316と高い)にも因るが、糸球体も確実にダメージ受けてると思われ、経時でどこまで戻るか、1ヶ月間節制し10/8に再検査。そこで戻りきれてなかったら、やはりフルマラソンは身体を蝕むと判断し、引 退 する。
easy強度中心のファンランでもこれだから、自己記録目指すランを、練習から糸球体潰してまでやりますか、と改めて突きつけられた気がした。内臓は鍛えられないし、毎回のレースでこんなダメージ受けてたのかと思うと、生きた心地しない。
栃東(脳梗塞)も赤星(脊髄損傷)も、現役バリバリだったが、命を優先して引退した。ましてやどこから金出てるわけでもないアマチュアがここまで身体張ることもなかろう。。
2020/8/5
7/30の測定結果。
7月運動激減の甲斐あり、クレアチニンは1.11(eGFR60相当)まで減(良化)。尿蛋白も(-)。ただし尿酸は更に高くなり7.9。尿酸結晶が検出。以下、医師診断。
エリスロポエチンの値からは「腎性貧血」で間違いない。今後はヘモグロビン値で見ていく(13点台後半が望ましい)。
※エリスロポエチン: 赤血球を作る働きを促進するホルモン
※腎性貧血: 腎臓の異常により、赤血球を作るよう指示を出すホルモン(エリスロポエチン)が減ることによる貧血。 鉄欠乏性貧血とは異なり、鉄分を補っても改善しない。貧血の程度により、定期的(1回/2-4週)に赤血球造血刺激因子製剤(ESA)の皮下注射/静脈注射を施す。
いつ痛風になってもおかしくなく、痛風になったらトレーニングどころではない。
ただ、尿酸値が高いのがマラソンを始める前からということは、先天的な体質なのかもしれない。
→尿酸値コントロールのため、フェブリク錠10mgを50日分処方。
※フェブリク錠: 体内でプリン体から尿酸を生成する酵素を阻害し、尿酸生成を抑える薬
<参考> https://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/drugdic/prd/39/3949003F1023.html
ちょっと単純な話ではなくなってきたが、坂ダッシュのような無酸素運動は尿酸値を上げるため厳禁であることは間違いない。
2020/7/29
1ヵ月弱節食し、アルカリイオン水をほぼ毎日2L飲み続け、運動はほぼeasy強度に抑え、いよいよ明日尿&血液再検査。こんなに運動しなかったのは何年振りか。症状が現れないので本当に病気なのか不明だし、改善の手ごたえもない毎日。
明日医師に聴くこと
・先月はトレーニング激し過ぎ、2日前の無酸素運動(ダッシュ10本)が悪影響与えたか
・eGFRは、筋肉量(体脂肪率)の影響は本当に無いのか
・今回の検査項目は前回と同様か?eGFRcysでは見ないのか?
・運動制限続くなら、具体的な制限内容の指示が欲しい
・9月のマラソン(バーチャルボストン)の出走可否は?(もはやeasyで走るが)
2020/7/3
次回検査日7/30まで以下守って、どう推移するかを楽しみに過ごしてみる。
1. 食べる時噛む回数を倍以上にする(多く食べなくても満腹感を得るよう)
2. アルカリイオン水を1日2l飲む(尿酸値の改善)
3. おやつはこんにゃくゼリー、ラムネ、せんべいのみ。(たんぱく質過剰摂取防止)
4. シリアルは1日1回まで(たんぱく質過剰摂取防止)
5. 運動強度はL2中心で(心拍数にして130前後。ランは単なるJogか、せいぜい流し数本まで。自転車だと低負荷高ケイデンスのスキル練のみ。TTはお休み)
2020/7/1
1月以来の血液&尿検査(検査日:6/27)結果出た。
尿たんぱくは陰性だったが、やはりクレアチニン値、尿酸値が高く、尿も酸性。酒タバコ一切やらず40歳でこれはヤバい。
慢性腎臓病CKD で、腎性貧血の疑いも。とりあえず様子を見ながら運動し過ぎを是正することが必要のようだ。(運動”不足”ではなく運動”し過ぎ”を解消しろと言われる人もいるということで・・・)
加齢による静かな衰えなのか、本当に生活習慣(運動、食事)がヤバいのか、とりあえず、1ヶ月後再検査を勧められたのでそうすることにした。
内臓は鍛えられんから困ったものだ。坂ダッシュやインターバル等の高強度トレーニングも躊躇してしまうなぁ。。
2020/1/18
突然すいません、令和2年早々、懺悔の気持ちで悔い改めます。
2kmは7分(3:30/km)切りで見事に目標達成したが、年明けの尿&血液検査で、腎機能が同世代標準対比衰えており、食べ過ぎと運動のし過ぎの生活習慣を改善するよう腎臓内科医に推奨された。具体的には、eGFRが60切ってると。腎臓病ステージG3a!? 尿酸高い、尿タンパクが±。
クレアチニン値が若干高いことは10年前から定期健康診断で認知してたが、父方の家系に腎臓悪い人が多く、父の兄妹でも人工透析まで行った人が複数居て、そもそも遺伝的に腎臓にリスクあるから若干高めに出てるんだろうと都合よく解釈していた。半年毎の経過観察でさほど変わってないから大丈夫と思ってた。また、トレーニングしてる人は高めに出るということを知り、気にもかけてなかった。
2011年に初めてレースに出て以降、トレーニングを生活の優先事項第一第二あたりに置いて継続して、トレーニングしてるから食べたい物食べたいだけ食べてもいいんだ、分かっちゃいるけど腹減るし、食べても太らないし体脂肪率も10%以下キープしてるし、腹出てないし、もともと調味料つけないし、酒タバコいっさいせんし、と都合よく解釈したまま完全に思考停止状態でここ数年過ごしてた。
調味料つけなくても食の絶対量が人の倍だったらアウトでしょ。。こんな生活はもうダメだなと思いました。
とりあえず2020年1月18日(土)からは、
◆お腹いっぱい食べない
◆ご飯大盛辞める
◆野菜から食べる
◆噛む時間を倍にして満腹感出るようにする
◆タンパク質を控える (50g以内) ←これは無理だった・・・。
を始めた。日中は腹ギュルギュル鳴る。食べる量もだが、タンパク質を控えるというのは、トレーニングする身からすると大変な制約。
田代まさしだったか清原和博だったか、『この1日を薬やらないで生きる、その積み重ね』と言ってたが、どのランニングトレーニングよりも過酷だわ。。4月に再検し、推移を見ることを楽しみに生きる。 ←ボストンマラソンがなくなり、結局6月末に再検。
(一社)内臓トレーニング協会 「腎臓病をなおす内臓トレーニングでクレアチニン値は下がる!」は、Amazonレビューで、「協会のセミナーに行くか、30万強の器具を買って自宅トレーニングする誘導の販促本」と酷評多数なので注意。