逆王手
N戦戦勝のシリーズにおいて、片方のチームAがシリーズ優勝まであと1勝とした後、他方のチームBが勝って並んだ場合、Bが逆王手などと言うが、Aは依然王手継続であり、将棋でいう逆王手の状況にはなり得ない。どうしても例えたいなら麻雀の「追っかけ立直」。マスコミ、インタビュアーは誤用しないで頂きたい。
同じようなことがとうの昔に言及されてた。
ただ、自チームの結果が相手に影響を及ぼす時は逆王手のシチュエーションはあり得る。例えば、リーグ戦の最終盤残り2試合で相手チームがマジック1、相手チームとの直接対決は全て終わっているものとする。相手チームが負け自チームが勝った結果、自チームの自力優勝が復活し逆にマジック1となって最終戦を迎える場合などは逆王手と呼んでも違和感はない。
高校野球では、準決勝第1試合を勝って決勝進出したチームを王手、準決勝第2試合を勝って決勝進出したチームを逆王手、とは言わないのにな。
日本一
負け越しチームが3位に入ったりして、毎年のようにCS廃止論やアドバンテージの付け方などがネット上でも議論されている。
ファンとしては消化試合ではない試合を長く、多く観られる方がありがたいし、選手にとっても、息つまる短期決戦の1プレイの重みから、レギュラーシーズンの何試合分もの経験を積めるチャンスもあろう。興行(客商売)の面からも、もう廃止することは難しいだろう。ただ、そうして日本シリーズを優勝したところでファンも心から喜べないのは確か。従い、日本一の定義を訂正すれば良いだけのことじゃないかと常々思う。
現状: 日本一=日本シリーズ優勝
案: 日本一=リーグ優勝+日本シリーズ優勝 (日本シリーズ優勝だけでは日本一としない)
追っかけ立直に続き麻雀で例えて恐縮だが、日本シリーズタイトルはもはやドラ(懸賞牌)。それ単体ではあまり意味なく、肝心の役(リーグ優勝)とセットで日本一を名乗るようにしたら良い。
マスコミ各社も、リーグ優勝チームが日本シリーズを優勝した時とそうでない時の扱いを意図的に変えないと。リーグ優勝チームの日本シリーズ優勝は大々的に「日本一」、2位3位からの日本シリーズ優勝は控えめに「日本シリーズ優勝」と格差をつけるとか。それがリーグ優勝の地位・ペナントレースの重みを保つこと、リーグ優勝チームに敬意を表すことに繋がると考える。日本一「該当なし」の年があったって別に良いと思うのだが。
のべつ幕なし日本一が使われている現状、日本一=「日本」シリーズで「一」番勝ったチーム の略語と解釈するしかないか。
→この記事は面白い。セパ3位2チーム無条件ではなく、セパ3位の勝率高い方と交流戦優勝チームをワイルドカード的に入れるのも面白い。そうすれば低レベルな(5割を切る等)3位狙いもなくなる。
また、個人的には指名打者制には否定的。どうせやるならとことん、アメフトのように攻撃と守備で人を分けてしまえ。(球辞苑で里崎氏が言ってた気がする) そうすればmax18人出られるし。
で、しつこいが日本一と呼んでよいのはリーグ優勝チームが日本シリーズ優勝した時だけ。それ以外は日本一該当なし。