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フルマラソンサブ3とODトライアスロンラン(10km)40分の両立を目指すトレーニング方法、遠征旅費削減に役立つマイル獲得方法の研究。

富士登山競走 攻略法

(最終更新日: 2024/7/29)

 

レース概要

エントリー時期: 3月3週目月曜21時付近 (特に五合目コースはエントリー開始15分程度で枠埋まるので注意!)

開催日: 7月4週目金曜

公式サイトhttps://fujimountainrace.city.fujiyoshida.yamanashi.jp/

 

市民ランナーグランドスラム※の一角を担う、富士登山競走。

 ※市民ランナーグランドスラム: 以下①②③を達成すること(順序は問わない)

  ①フルマラソン3時間以内完走
  ②100kmウルトラマラソン10時間以内完走
  ③富士登山競走山頂コース制限時間(グロス4時間30分以内)完走

更に、同一年で達成することを「年間グランドスラム」と呼ぶようです!なお、③の山頂コースは、五合目を2時間20分以内のタイムで通過/フィニッシュすると次の年から3大会の山頂コースエントリー資格が与えられる。即ち、③の達成は最短でも2年越しという訳です!

スタート直後の500mと浅間神社前の300m以外はひたすら登り続ける、ロードレースやトレランとは全くの別競技。馬返し(11km地点)までの舗装区間をじわじわ登り続ける力と、登山道入った後も4km余りゴリゴリ登り続ける力が必要。(山頂コースの六合目以降は未経験のため、六合目以降についてはノーコメント)

 

出場はまずは五合目コースからとなる。(強化指定選手など特別な場合を除く)

五合目コースフィニッシュ地点 もしくは山頂コース 五合目関門 グロス2:20:00以内
→次回以降3大会の山頂コースエントリー権獲得

山頂コース 五合目関門 グロス2:15:00以内
→そのまま先に行ける。それより遅いと強制終了でDNF (Do Not Finish)。

山頂コース 八合目関門 グロス4:00:00以内
→そのまま先に行ける。それより遅いと強制終了でDNF。

山頂コース フィニッシュ地点 グロス4:30:00以内
→完走。それより遅いとDNF扱い。

 

山頂コースのゼッケン番号の決まり方: 過去直近3大会の五合目タイムのベストを比較し、タイムの短い人から順に若い番号が割り振られる。(番号を見れば坂道ロードの走力がわかるということ)

山頂コースのスタートブロックの決まり方: 上記で割り振られた番号に応じ、約400人ごとにA,B,C,D,Eの5ブロック(スタート整列順)に割り振られる。男子の場合概ね、1時間50分以内がAブロックに割り振られる目安のようだ。自分は2時間6分台でDブロックだった。女子は参加人数が極めて少ないので、A,Bの2種しかない。

ロスタイム目安: 富士登山競走は全てグロスタイム計測であり、スタート地点までの時間はロスタイムとなるので注意。年によって若干異なるが、概ね、
Aブロック最後方: 約10秒
Bブロック最後方: 約20秒
Cブロック最後方: 約35秒
Dブロック最後方: 約50秒
Eブロック最後方: 約70秒
程度と思われる。

一般的な市民マラソンからすると短く、山頂コースに出場する人達は走力高いのでスタート直後から程なくばらけてスムーズに走れるようになる。また、ロード区間の道は広いので抜く機会は往々にしてある。前方順位で馬返しに辿り着けるかは実力次第。少しでもブロック前列からスタートしたいのなら6時半前には歩道にいてスタンバイ必要だが、整列後密集状態で日なたで待つのも体力・精神面ともに消耗するので一長一短。なお自分はスタートギリギリまで日陰にいて、Dブロック最後方からのスタートで、約50秒のロスタイムだった。

 

次回大会参加者へのアドバイス

以下参考にいただき、例え初参加でも安全で満足度の高いランナーが増えることを願う。

(1)心構え

自然相手の特殊どMレース。安全第一、自然に感謝、譲り合い(参加者は敵ではなく同志)、1年の努力が報われない(クリック合戦敗退/荒天で山頂コースが五号目打ち切りもしくは大会自体中止/渋滞に巻き込まれ力発揮できず終了等)ことすらも受け入れる「心の寛容さ」が何より必要。

 

(2)エントリー

五合目コースは、クリック合戦が必至です。ある年の実例ですが、概ね毎年このような感じです。次回以降参考にしてください。

・5分前からはやアクセス困難になり、30秒の自動更新カウンターによる自動更新待ち画面に。

・0からまた30に戻りカウントダウンがループするも、たまにページが繋がり、1画面ずつつ先に行く感じ。

 ・1画面ずつでも、進めばバグることはなく、情報入力、決済の画面と進み、何とか21:11にエントリー完了。 

・その後程なくして21:14、即ちエントリー開始から僅か14分で五合目コース締切!

RUNNETに予めしてスタンバっておくのは当然ですが、クレジットカードの番号入力とか認証にモタツいてたらアウトの、厳しい予選でした!

 

(2)日頃の練習

ズバリ、山頂コース完走には以下の力量が必要。よほどの登りのポテンシャルがある人でない限り、いつものロード練習だけでは不十分。ベース走力をつけた上で、レース3ヶ月前(4月下旬)あたりから山岳仕様の身体に仕上げていく必要がある。

 

[1]ベース走力
凡そフルマラソンサブ3.5以内相当の走力 (特に、長時間動き続けるスタミナ)
時期: 通年

この醸成は日々コツコツやっていくしかない。なお、山頂コースの場合は最大4時間半の競技時間となり、フルマラソンより長い競技時間となるので、複合種目(例えば自転車&ラン)でもランLSDでも、長時間運動する機会を設けると良い。

ただ、サブ3ランナーでも山頂コースを完走できない人もいるのが、このレースの特殊性を物語る。

 

[2]暑熱耐性
序盤ロード区間でバテない力
時期: GW明け、日中暑くなる時期からを目処に

馬返しまでにバテてしまっては話にならない。なお、レース当日のスタート地点は30度前後で、序盤浅間神社入口までの約3kmの市街地区間は日なたが続くことを念頭に置いておくこと。[1]の目的であれば夜や室内でも十分だが、[2]を目的に、陽が当たっている時間帯に30分の屋外ウォーキングからでも徐々に慣れていく必要ある。

 

[3]坂道登坂力
序盤ロード区間のじわじわと続く登り坂を登り切る力
時期: 4月下旬以降

長めの距離の峠走(例: 箱根駅伝5区コース最高点まで、裏高尾小仏城山までの林道、富士山駅〜馬返し)ができる環境ならば定期的に通いたい。

加え、室内トレッドミルを活用。15%8km/hで120分 (通称: 鏑木トレミ)の強度までは不要も、まずは8%8km/hあたりから始め坂に慣れ、10%8km/h を30分、徐々に増やしてMAX60分続けられることを当面の目標にするとよい。

 

まずは何と言っても上述の[1][2][3]。このレースは、馬返しまでのロード区間が極めて重要。馬返し通過の最低限の目安は、山頂コース完走であればグロスタイム60-65分以内、山頂コースエントリー権獲得であれば65-72分以内。馬返しをこのくらいで通過しないと、道幅が狭い登山道で渋滞にはまる可能性が加速度的に高まり(特に山頂コースは五合目コースよりも人数が多いので渋滞顕著)、登山道で挽回することが極めて難しく、力を発揮しきれずに関門で強制終了となる!

5月GW明けあたり暑くなってから月1くらいの頻度で、富士山駅〜五合目まで現地試走できれば、[1][2][3]プラス[4]の力量を効果的に上げていける。山頂コース完走を目指す方は最低限、富士山駅金鳥居〜馬返しまでを、十分な装備&補給携行した状態で60分以内を、山頂コース出場権獲得を目指す方は70分以内を目標に試走されたい。(ついでに馬返し〜五合目までをプラス60分を目安に)

これをベンチマークに、日々の練習内容を見直していくとよい。なお、ロード区間には「熊出没注意」の立て札あったり、大会公式ページでも毎年ツキノワグマ目撃情報がアップされることが多いので、熊鈴かラジオも必携。(1人で行くのは怖いけど、暑くなってからは日中であれば大体走っている人居ますから)

 

[4]トレイル登坂力

馬返しから五合目までのトレイル区間をゴリゴリと登っていく力。
時期: 6月初以降

自分は階段登りの繰り返し(800段を3分ほどのインターバルで3セット)をしている。馬返しに無料の駐車場があるので、車が使える人は駐車して馬返しから練習することも有効。

 

[5]山岳登坂力(山頂コースの六合目以降)

六合目以降の登山区間をゴリゴリと登っていく力。
時期: 7月初以降(五合目以降の山開きはオフィシャルには7/1のため。自己責任でフライングで練習されている人も少なくないですが)

主に砂礫と岩場。岩場をよじ登るのに使う手袋および、下山道の砂埃対策としてマスクを持参推奨。

このエリアは完走経験ないので知識だけだが、七合目以降は手袋を持って手と体幹を使いながら登っていく練習もするとよい(らしい)。

 

山頂コース完走のための関門通過目安: 五合目関門2時間7分以内、八合目関門3時間50分以内

 

[6]高所耐性(山頂コースの六合目以降)

高所(概ね標高2500m以上)で動き続けられる力
時期: 7月入ってからでOK

最後にこれ。標高3000m以上では程度の差はあれ高山病になる人が多いようだが、動けなくなるレベルにまでなってしまってはレースどころではない。

五合目以降の現地試走や山小屋宿泊が一番有効だが、代替案として、低酸素室・ジムの利用も有効(一例)。探して、行ける場所にあれば一時的に会員になってでも積極利用したい。

 

[5][6]については、オフィシャルの山開きは7/1(富士吉田ルート)で、一般に募集される五合目以降を登る練習会なども7月開催だが、自己責任で6月(山小屋も営業していない)に登る人も少なくないようだ。五合目より上に行く際は、天気予報に十分気をつけて。有料版でもそれほど高くないので、登山ナビを利用するのが有効。

 

(3)ペース/走り方

・序盤3kmの市街地走行: 晴れていると30度前後と非常に暑いので、日頃からの競技レベルの暑熱順化具合が如実に出る。スタート前にも、頭や首に水をかけておくとよい。山頂完走には、浅間神社手前のマット(木陰になるところ。RUNNETの記録としては表示されないが)を最低14分台で通過したい。

・馬返しまでの目標時間: 山頂完走:60-65分、山頂コース出場権獲得:65-70分。これより遅いとトレイル区間で渋滞に巻き込まれ、力を余したまま五合目関門で強制終了となってしまう。通常のマラソンであれば後半勝負も作戦として十分ありだが、このレースに関しては関門時間が厳しく、それは当てはまらない。馬返しの通過タイムで完走成否が8割決まる(残り2割は、六合目以降の山岳区間で止まらないことが要素)と言っても過言ではない。「馬返しまでは走りきれ」の格言もある。ただし、全力突っ込みではなく8割程度の力で上記タイムを出せるようにしっかり練習したい。

・五合目までの登山道: 足の置き方(躓いたり滑ったりはなかったが、何人か転倒したり、流血している人も)に注意。深めの段差を登る場合は、膝に手を置いてリズムよく登ると体力消耗を防げる。登山道では、攻めの歩きと「走れる場所になったら走るんだ」という心の準備が必要。また、所々に石が敷き詰められた浸透マスがある。教科書的には、マスは避けて通りましょう、なのだが、時間ギリギリで攻めねばならない場合は、乗れそうな石を瞬時に判断しながら素早くぴょんぴょん飛びながら最短距離で進むと数人抜かせる。捻挫、転倒等リスクもあるギャンブルプレイであることは留意。

(4)携行物

基本的に携行物は最小限にし、エイドでは時間ケチらずに確実に飲食物を摂る、というのが大原則。山頂コースで、五合目コースとは異なるのが補給と防寒対策。また、山小屋で使う小銭も必要になってくる。五合目以降のエイドは水しか出ないので、補給は重さで走りに影響しなないギリギリの量を持っていき、馬返し以降の歩き途中で、疲れきらないうちに早め早めに摂るとよい。疲れてくるとポケットに手を入れるのも億劫になるので。

・エイドでの補給は、スポーツドリンクと水、場所によってはレモン、バナナ、梅干し、パン、塩タブレット等が出る。五合目までは自前の補給はほぼ必要ない。ただし、六合目以降のエイドは水だけとなるので、ソフトフラスコ、スポーツようかん、エネルギージェル、ラムネ(ブドウ糖)を適宜持参すると良い。また、熱中症対策に首や頭に水をかけてもらうことも有効。気持ちも一旦リセットするつもりで、全エイドでは時間をケチらずに食べる&飲む&かけてもらうをルーティーン化すると良い。焦ってスポーツドリンクを頭にかけてしまわないように注意!ベトついて不快。

脱水対策として、経口補水液を前日からちびちび飲み、当日用には粉末をあらかじめ水500mlの分量相当に小分けにしておき、セルフ給水時にソフトフラスコに混ぜて補給することを考える。ソフトフラスコは潰して腹部ポケットに入れておく。

・ドリンクボトルやハイドレーションチューブシステムだと安心だが、登り一辺倒のレースでは重さ面・走りやすさ面で不利になるのでお勧めしない。

・ヘルメットは自分のを被りたいところだが、流石に本番では2時間運搬もかぶるのも走りには不利すぎるので、六合目で借りる。(←借りることなく終了)

・とにかく登り続けるので、軽めのシューズ、軽装が有利。ただし、相当汚れたり、山頂コースの場合はボロボロになる点は想定しておく。

 

(5)五合目受取荷物

フィニッシュ後は、五合目関門から10分程度歩いて緑色の袋を受け取ることになる。そして、指定の休憩所で着替えることが可能なので、着替え、タオル、リカバリーサンダル的な楽な履き物、靴入れ袋があると良い。貴重品は自己責任で、AirTagなどと一緒に忍ばせておくのも。

 

(2021/5/30加筆)

富士登山競走攻略法オンライントークショー

https://www.youtube.com/watch?v=z3-7Hm-n-uA

からの、過去山頂コース優勝経験者である松本大氏と吉住友里選手のアドバイスを下記します。ためになるお話ありがとうございました。

・(中継現場である) ホステル1889の紹介

 

コース概略

・ロード、山道、岩場(山頂コース)とシーンが変わるレース。全て通しで練習するのは難しいので、分けて練習すると良い。(吉住選手)

・五合目コースと山頂コースは全く別のレース。五合目コースの場合は前半11kmがロード。後半4kmの登山道で巻き返すのは難しいので、ロード練習をしっかりやって、最初からぶっ飛ばしていく必要あり。市役所から馬返しは、最初は斜度緩いが、中の茶屋以降キツくなっていく。馬返し〜五合目までが昔の人達が登った神聖な空気が流れてて一番好き。(吉住選手)

・山頂コースの場合は、タイム的には五合目で(山頂コースのフィニッシュ)半分くらい行くイメージ(吉住選手)

・上に行けば行く程低酸素となり頭が働かなくなるので、五合目までは半分眠りながら走るくらいがちょうどいい。五合目からスイッチオン。七合目まではジグザグとした緩やかな砂礫。10mくらい前を見ながら、一歩一歩足を置くところの見極めが重要。地面をよく見て、砂ではなく石ころの上や、他の人が踏んだ足あとに足を乗せると沈まずに済む。蹴らずに置いていく感じ。ロードと違って、同じ歩幅である必要はなく、小刻みな1歩も重要。七合目以降はよじ登る岩場。3000mくらいから酸欠で頭くらくらしてくる。ただ、走る必要はなくなる(よじ登っていく)ので、楽に行けば良い。しっかり息を吐くこと。呼吸に合わせてリズムを作っていく。(松本氏)

・蹴ると砂礫に埋まってしまうので、早歩きのようにして、沈まないうちに次の足を出す。岩場終わったら、酸欠状態で身体は重いしかなりきついが、気持ちで登る。(吉住選手)

・脚ではなく、身体全体を使う登り方。気をつけの姿勢から身体ごと前に倒れる力を使って登ると、自然と足が前に出る。(松本氏)

 

有効なトレーニング、ケア

・登山道を早く歩く練習としては、様々な有酸素系をやるとよい。自転車(置く 足の動き方が近い)、クロスカントリースキー(パワーハイクに似ている)がおすすめ。(松本氏)

・登りに有効な筋トレは、体幹(コア)プランク等 腸腰筋 引き上げる筋肉 トレッドミルで傾斜をつけて走るペースで敢えて早歩きをする。また、低酸素ジムに行ってトレーニングしてた。(吉住選手)

・自分は富士山が好き過ぎて大阪から富士吉田に移住した。ほぼコース上に家があるので、気が向いたら行ける環境にある。試走するなら1週間前くらいまでに。ワーケーションで訪れるのも。そして、ケアは筋膜リリースなどのセルフケア、入浴。入浴は毎日。温泉で交代浴。温泉大好き。(吉住選手)

・大会1週間を切ったら休養も練習。ジョグで繋いだり、3-4日前に階段ダッシュとかで刺激入れる。前日はリラックス。この大会は心のエネルギーも重要。(松本氏)

 

高山病対策

・かかりやすい/かかりにくいはその人の体質にも依るが、順応は誰でもできるので、下見で山小屋に宿泊するのも良い。山頂のお鉢2kmくらいを何周かしたことも。(松本氏)

 

補給

・練習で使って自分に合ったものを本番で摂ると良い。本番で初めて試すのはやめた方が良い。個人的には、アミノサウルスは美味しいし効くのでおすすめ。山小屋が続くので、ZIPLOCにお金持って行って、山小屋で買って補給もできる。(吉住選手)

・背負わない方が良い。大会本番は給水所がしっかりあるので、食べ物もジェルとか重量小さいもの。吉田口の登山道は山小屋が続く。途中山小屋で買って補給もできるので、小銭持参を。(松本氏)

 

装備、服装

・1000mごとに6℃下がる。スタート地点(富士吉田市役所)770m、山頂3700mなので約3000m登ることになる。スタート地点の服装に合わせ、マラソン走るみたいな格好。上に行くにつれて寒くなり、20℃近く下がっていく。自分は身軽にしたいので、ジャケットを腰に巻いてウエストポーチを身につける程度で走る。シューズは、自分はロード用。グリップあるものもあるし、十分登れる。ヘルメットは、五合目で借りて被る(チェックポイントで被っていないことが判明すると失格に)。安全面からすると練習で登山する時は被った方が良いんだろうが、本番では最初のロード区間は邪魔になるので、五合目で借りて被ると良い。(吉住選手)

・シューズは、慣れてて走りやすいシューズを。トレラン用である必要はない。何を踏んでるかがわかるくらいのシューズ 厚底だと捻挫になりやすいかも。レース後寒くなるので、薄手のジャケットは持って行った方が良い。(松本氏)

 

参考

NHKBS1のランスマという番組で、ハブ(ハブサービス)氏が3度チャレンジしていた。以下の成績で、2018年に見事山頂完走!

馬返し 五合目 八合目 山頂
2018 1:09:20 2:11:50 3:54:31 4:27:48
2017 (不出走)
2016 1:07:13 2:05:05 (五合目打ち切り)
2015 1:12:26 2:16:23 - -

 

運営的な感想、改善を期待する点

◆富士吉田市も朝9時で既に30度近い。安全のため、山頂コースは6時、五合目コースは7時くらいのスタートにして欲しい。

◆大会ボランティアをすると翌年優先エントリー権が得られる仕組みは良いと思う。

 

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2024年(第77回) 山頂コース 結果

計測ポイント スプリット ラップ
     
馬返し 01:12:28  
五合目 02:19:53 1:07:25

(五合目関門2:15:00に間に合わず無念のDNF)

 

練習内容

トータルで月300kmを目安にベースの走り込みをしつつ、4月中旬からレース対応の練習を取り入れる。具体的には、週末にポイント練習として、「階段800段*3セット+皇居ラン練習」と「坂練習(裏高尾、箱根)」を隔週ごとに交互に取り入れる。6月下旬からはトレッドミルを2回ほど。7月初には富士山駅〜五合目までを試走。また、低酸素室にも75分x3度通って高地対策も。

昨年同等以上の強度でトレッドミルをこなせたり、7月の皇居ランでの中強度走も約4:40/km前後とまずまず走れ、満足のいく練習だった。

 

当日装備

青字は山頂コース用として携行推奨品

MIZUNO キャップ
TRUSCO 業務用保護メガネ
MIZUNO ネックウォーマー(首後ろへの直射日光保護)
RAPHA フェイスマスク
シリコンコップ&ホイッスル(首からぶら下げる)

FINETRACK 肌着
KAPELMUUR サイクルジャージ(背中ポケットの内容物は以下)
 左 軍手(岩場登坂用)ぶかぶかの靴下(←帰り下山用ゲイター)、絆創膏など
 中 OS1粉末(30gを3等分して小分けに)
 右 防寒ウェア上、エマージェンシーシート
RUY THE SKY IS LIMIT Tシャツ(上記ジャージポケットから物が滑り出にくい効果も)
リストバンド(汗拭き)

MIZUNO 360度ポケット付きパンツ(内容物は以下)
 横 スポーツようかんx3、アミノバイタルショットx2、日焼け止め
 前 ソフトフラスコ、カロリーメイト(フルーツ味)、塩タブレット、ラムネ
 後 iPhone
ADIDAS スパッツ(←ももの着圧感が疲労軽減に繋がることを期待し、パンツの替わりに履く)
(ポケットには小銭、カード類)

C3FIT 5本指靴下
HOKAONEONE ROCKETX (←昨年履いた、既に相当履き古したもの)

日焼け止めと虫除け(予め肌に塗布)

 

前日〜当日の過ごし方

前日
朝から経口補水液粉末を小分けにする作業(30gを3分割。5合目以降はエイドが水だけになるので対策したが、結局使う機会なし・・・)
10:00頃家出発、のんびりと下道もどの経路も混雑。結局府中スマートICから大月ICまで中央道。談合坂SAでスタミナカレー。大月ICで降りて一般道
14:45に現地駐車場着き、受付
15:00、17:00からのトークショー聴講
受付時に配布される出場者特典クーポン使用で吉田うどん
宿にチェックイン。
ガキ大将ラーメンで担々麺&半チャーハン
部屋に戻りくつろぐ
経口補水液1lちびちび飲みながら(←これ重要)
22時就寝(すぐには寝付けなかったが、我慢して横になってるうちに眠りにつく)

当日
3時40分頃小用で目が覚める
再度寝て5時起床(結局正味の睡眠時間は6時間弱くらいか)
無事大してからシャワー浴び、松屋で特朝定食ライス大盛をがっつり食事。
戻りレース用の服に着替え、
6:10頃出発し駐車場へ。
駐車場からシャトルバスで市役所に移動
6:30過ぎ頃市役所着、開会式は無視(笑)し、すぐに荷物預け
見かけた知り合いの方とご挨拶、小用足す。経口補水液飲み切る。
時間ギリギリまでなるべく日陰にいて、Dブロック最後尾に並ぶ。
7時競技開始
9時20分競技終了(五合目関門打ち切り)

 

朝〜レース前に採ったもの
・松屋 特朝定食ライス特盛(5:20頃)
経口補水液500ml
・アミノバイタルPRO (会場で配布)

 

レース展開
早くからひなたで並ぶのもキツいので無理せず、Dブロック最後尾からスタートし、スタート地点までのロスタイムは約50秒。

走り始めると、何だか身体が重い。。暑い。。ただ、焦ってペース乱してつぶれてもしょうがないので、馬返しまでは眠ったように(松本大氏の表現)出力イーブンで、歩くことなく走った。

後で確認すると、昨年比キロLAPがどの区間も20-30秒遅かった。ロスタイム50秒にこれらが積み重なって、馬返し通過は昨年比約6分ビハインドの1:12:28。

その後登山道に入ってから渋滞による完全停止が何度かあり、完走は無理だと悟った。それでも気持ちは切らさずに登り、五合目関門前最後のロード、オフィシャル時計が見えてラッシュ(とは言え標高2000m超えで息続かず)、山頂コース出場権(2:20:00)は7秒差で何とか更新、という結果。

 

感想
昨年、「4時間以上動き続ける体力養成、五合目〜山頂の対策(手袋は必須と聞く。あと、高山病対策)、補給&携行品の戦略(五合目より上のオフィシャルエイドは水しかないのでエネルギー補給は絶対に必要)」という山頂コース完走を見据えた準備をしてきたつもりだったが、それ以前の話だった。

当日は身体が重かった。。序盤ロードで遅れをとり、何で?と思っている間に終わってしまった。朝7時スタートで昨年(五合目コース9時スタート)より条件マイルドなはずなのに、このザマ。

登り対策はできてても、暑さx登りの対策、競技レベルの暑熱対策が不十分だったと分析。フィニッシュ後の、身体へのダメージ感は昨年より少ないだけに、不完全燃焼感ある。

→ 高校野球で言うと、ベスト8以降で当たる高校の対策を一生懸命やってたら、1回戦で足元掬われてあっさり敗退するようなもの。

 

◆感じた身体の重さの原因

・練習が夜中心で、暑熱順化が甘かった?
 →これは言えるかも。夜や、クーラーの効いたフィットネスクラブでの練習が多かった。

・直前週の刺激入れ不足?
 →7月練習密度抜き過ぎたのと、少しだけでもスピード刺激入れを入れればよかったか。

・朝食食べ過ぎ?
 →練習会でも松屋で食べた後に参加した実績あり。本番も食後90分後のスタートでも腹痛は起きなかったし、五合目以降も動くならばそれがハンガーノック防止面で吉と出たかもしれないので何とも言えない。ただ、特盛ではなく大盛くらいでよかったか。

・手袋、ゲイター、上着、補給食と、山頂コースならではの携行品が多かった?
 →厳選して必要最低限にした。この程度の重量増は許容できないと。

 

◆昨年との比較

・練習した気になってただけなのかなと思いながら改めて練習日誌を振り返ると、昨年比全く遜色ない(むしろしてる)。

・同一シューズの新旧は、登り一辺倒のレースではそこまで関係ないよなぁ?

・昨年とのスタート環境の違いは、昨年は9時スタートで間違いなく昨年のが気温は高い。ただ、最前列からスタートで、はまるマイペースを序盤からかちっと作れてた、というのはあるかもしれない。(五合目までだし、2時間ちょいと割り切ってたし、そのまま高心拍数で押し通せた一方、今年は五合目以降も行くつもりだったから無意識にセーブしてたのかな。松本大氏のアドバイス「馬返までは眠ったように走る」を忠実にやって、そのまま登山道で渋滞に巻き込まれて目覚めることなく終了 涙)

 

当日も給水ポイントで毎回首や腕に水かぶって対応したけど、「暑い時期にそれなりの強度で運動すること(バイクでも)」こそ、残りのかつ一番重要なピースだったのでは、とやはり思う。とにかく、ロード区間で遅れると挽回チャンスがないことを痛感したレースだった。このままでは終われない。

 

2023年(第76回) 五合目コース 結果

計測ポイント スプリット ラップ
     
馬返し 01:06:03  
Finish 02:06:12 1:00:09

練習内容

過去2回が悔し過ぎたので、どんな練習をすればタイムクリアできるのかを考えて練習してきた。

5月は自転車(18kmTT)中心で臀部を意識。6月からラン中心にし、まだ本格的に暑くなる前の時期から、昼の時間も積極的に走り、暑熱順化を進め、月間300kmで土台を作った。

6月最終週から週1で坂道即応練習(試走1回、傾斜トレッドミル3回)。

7月はラン距離には拘らず(と言うか週末の練習の強度が強すぎて疲労が抜けずバイク中心にせざるを得なかった)、バイクのTTで臀部を意識。また、7月急遽本業での出張も入るなどして精神的にもタフだったが、7/2に、同じ暑い中9時過ぎスタートと言う本番さながらの条件で斤量背負ってそこそこ走れたという手応えのおかげで、7月の練習を余裕もってできた。また、コースがわかっていると、精神的にも楽に走れる。

 

当日装備
MIZUNO キャップ
TRUSCO 業務用保護メガネ
ADIDAS スパッツ
RAPHA フェイスマスク
シリコンコップ&ホイッスル(首からぶら下げる)
※シリコンコップは、エイド後にも水溜めた状態で歩き、適宜水を飲んだりかけたりして役に立った。
RUY THE SKY IS LIMIT Tシャツ
KAPELMUUR サイクルジャージ(左 カロリーメイト 中 救急キットとマイナンバーカード 右 塩タブレット予備)
※背中ポケットは何気に重宝。
FINETRACK 肌着
FLIPBELT スポーツようかんx2 カロリーメイトx1 iPhone (そのうちレース中に食べたのはタブレット4つ、スポーツようかんx1)
HOKAONEONE ROCKET X
※シューズは当初、履き古したオールラウンダーのMIZUNO WAVE SHADOWで走るつもりだったが、型落ちセール品のROCKETXが間に合って河川敷走ったり階段登ったりしたら足にフィットして軽かったので、汚れたりボロボロになること覚悟で使ってみたところ大成功。山岳区間での不安定さやグリップ面は余り気にならなかった。登りは足上げる機会が特に多いから、シューズは軽い方が良い。
C3FIT 5本指靴下
日焼け止めと虫除けを噴霧

 

前日〜当日の過ごし方
(夕食までは略) 22:20頃温泉大浴場へ入浴し22:55には就寝。前日睡眠不足だったので、すぐに眠れた。
当日朝5:55頃自然と目覚める。トイレを済ませベイクドオーツ食し、温泉大浴場へ一風呂。
7時にチェックアウト。7:10に出発し、7:40頃鐘山グラウンド第2駐車場に駐車。
靴下とシューズをしっかり履き、歩いてシャトルバス乗り場へ。
8:00にバス出発、8:10頃市役所着。

 

朝〜レース前に採ったもの
・カルビー ベイクドオーツ コップ1杯分
・ローヤルゼリー入りのエネルギーゼリー
・アミノバイタルPRO(会場で配布)
・ポカリスエット、水

 

レース展開
スタートは五合目コース最前列のFブロック。スペシャルナンバーカードの選手に続く2列目と絶好の位置どりだったので、スタート直後詰まることもなく、行ける無理ないペースで行ったらオープニングラップ(最初の1km)がたまたま4分半、序盤の3km過ぎての最初の給水地点を14分台で通過できたのは上々。去年は2kmでバテ、今回も暑かったが、ひなたの区間は最初だけと割り切って苦手意識持たずに行けた。

目標ペースとしては、登り坂に入る3km以降は1km毎に30秒程度遅くなるイメージで望んだ。結果、それに近い形となった。狙ってできるものではないが、だんだんと斜度が急になるので、概ね出力イーブンで行けたと言うことなのではないか、そしてそのイーブンのレベルが過去2回よりも上がってたということだと思う。

馬返し通過ラップは1:06:03。想定ペースは69分。過去2回は馬返し前の1-2kmの激坂で大ブレーキしていたので、正直どのくらいで通過できるのか最後まで読めなかったが、意外だった。

山岳区間ラップは1:00:09。試走でも馬返し以降の山岳区間はだんだん涼しくなって余裕度が増すことがわかっていたので、馬返しを上記タイムで通過できて気持ちに余裕があった。シューズの効果も大きく、軽やか。登山道では幅の狭さがネックで抜けないところもあったが、そういうところでは後ろについて補給をとったり力を溜めておいて、抜けるところで積極的にランナーを抜く「攻めの歩き」ができた。これはまさに階段登りの成果。膝に手をついて反発で登る作戦は、水かけてもらった時にスパッツもびしょ濡れになって、滑って余りうまくいかなかった。

 

補給
過去2回はドリンクチューブを背負って臨んだが、今回は軽さを重視して背負わず、エイドで給水をしっかり摂る戦略に変えた。補給もそうだが、頭や首に水をかけることで体温を下げることは、止まるタイムロス以上にメリットが多いと感じた。どこのポケットに何を入れておくと出し易いか、滑り出ないか、食べ易いかと言うのも考えた。

 

山頂コースに向けて
失敗を重ね、どういった練習をする必要あるかが精度高くわかってきた。逆に、こういう練習をしないと通用しない、と言うこと。今回してきたことを繰り返してさらに頂上を目指すことを考えると大変だが、まずはモチベーション。そして、
・4時間以上動き続ける体力養成
・五合目〜山頂の対策(手袋は必須と聞く。あと、高山病対策)
・補給&携行品の戦略(五合目より上のオフィシャルエイドは水しかないのでエネルギー補給は絶対に必要)
といったところか。

 

2022年(第75回) 五合目コース 結果

ネットタイム2:31:22。(2:31:35, ロス13秒) 7月初にコロナに罹患し7月中旬まで棒に振り、完全に実力不足。開始2kmで暑くて早くもバテる。斜度の高い坂道も、明らかに3年前より遅いことを自覚。「馬返しまでは走れ」の格言を守れず。。馬返し通過1:17:57で、目標を完走(完歩)に切り替えた。無事に完走(完歩)できてよかったが、それ以外何もないレース。

 

計測ポイント スプリット ラップ
Start 00:00:13  
馬返し 01:18:10 1:17:57
Finish 02:31:35 1:13:25

 

グリーンダカラ1.5l背負ったが意外と飲まず(重いし、あまり腕を振れないデメリットも)、斤量になっただけ。ボトル持つにしてもミニPETボトル持って序盤は水掛けて(2lPETは空でもかさばる)、給水は給水ポイントで確実に取っておけば大丈夫だろう。3合目以降は涼しくなり、階段登りの練習が効いた場面はあったが、コロナ罹ってなくても(7月5日にPCR陽性判定により、トレーニング約10日間完全中断)、6月までの練習メニューじゃ通用しない。暑さに弱過ぎる。日中も走らんと。。じわじわとした登り走らんと。。斜度付きトレッドミル??

 

3年前と変わったこと
・拠点間シャトルバスの移動が充実
・五合目スタート時刻 8:30→9:00に
・当日受付も可能に
・宿泊場所を変えた
・階段登り練習は効果感じた
・シューズはニューバランスのトレイル用MINIMUS MR10RX2

 

3年前と変わっていないこと
・暑さへの弱さ

 

2019年(第72回) 五合目コース 結果

結果

2:24:40(Eブロックスタート。ロスは手元時計で58秒程度)

計測ポイント スプリット ラップ
     
馬返し 01:14:01  
Finish 02:24:40 1:10:39

 

ラップ(手元時計)

0-1km 5:21/km
1-2km 5:12/km
2-3km 5:25/km
3-4km 6:05/km
4-5km 6:04/km
5-6km 6:29/km
6-7km 7:16/km
7-8km 7:40/km
8-9km 8:05/km
9-10km 8:57/km
10-11km 10:48/km
11-12km 15:02/km
12-13km 18:13/km
13-14km 17:48/km
14-15km 14:26/km
ave. 9:36/km

 

折角クリック合戦(五合目コースはエントリー開始15分で締切)を勝ち進んだのにもかかわらず、山頂コース出走権(2時間20分以内)を獲得できず情けない結果に。

Eブロックスタートからキロ5分台前半で余力残して入るも、暑さで徐々にバテてしまい、格言通り馬返しまでは走り通したものの7km以降大失速し、馬返しまで74分。馬返し以降は実力的に余力なくほぼ歩きとなってしまい挽回できず、一瞬ロードに出たところでちょうど140分でジ・エンド。結局五合目フィニッシュまで145分かかり、山頂コース出場資格(140分以内)を得られず。サブ3ランナーだが、登りと暑さへの準備不足を露呈。

大会アンバサダーのほのかさん(CamCan専属モデル)は五合目コースに出場。よくある完走目標のゲストランナーの類として「モデルが出るのかよ、と冷やかしか」と見くびってたが、見事に2時間17分台で完走。しっかり準備されていた模様。記録も残して、責務を全うされて立派だと思った。甘かったのは私だった(涙)

https://www.youtube.com/watch?v=ePvfmG_ILOc&t=1731s

このYouTubeの23:08付近で見事に抜かれている。。

 

レース自体はやはり特別なものだったので、また厳しいクリック合戦から出直し、運よく五合目コースに出場できるようなら再チャレンジしたい。

 

 富士吉田会館(受付場所)

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スタート地点(富士吉田市役所前) 

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ロード区間(早くもバテ)

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馬返し (11km地点)

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地図

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鳥居 

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一合目

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 二合目

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 三合目

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四合目

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一瞬のロード区間。

林道滝沢線に出たところで140分経過しジ・エンド。。

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五合目(フィニッシュ)

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五合目からの眺め

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吉田うどん(300円)

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凡走の原因

まぁ全体的に甘く見てたということ。三言で言って「練習不足・準備不足・実力不足」に尽きる。1月にサブ3達成し、5月にトライアスロン(51.5km)ランを4:15/kmで走って完走したが、ここまで通用しないとは。。

1) ベースの不足

5月の南紀白浜トライアスロン以降、息子のスイム育成と最近は雨続きということもあって全くモチベーション上がらず、基本のJOGすら全くできていなかった。転勤は不利だが、途中駅から5km走るのをコツコツ続けることはできたはずで、言い訳にならない。

練習内容は、週1スイムと、ランについては週1~1.5の坂道ダッシュのみ。長距離は3週前に15km走っただけ。坂ダッシュを1回2kmとカウントしても、6,7月の平均月間ラン距離は30km程度と思います。5月のトライアスロンで4:15/kmで走れたし、坂ダッシュやってればサブ3.5レベルならなんとかなるでしょ、と見くびってました。

2) 暑い中走る練習の不足

曇っている時間は良かったが、日差しが出るとかなり暑く感じ、8km程度でばててキロ8分に後退。登山道に入ると涼しくなるが、それまでのロード区間を、日差しが出ていてもしっかり走り切れるだけの地力が必要。もともと暑さに弱いので、ここは課題。適応するしかない。

3) 登坂練習の不足

「馬返しまでは走れ」の格言は守ったが、7km以降ペースは落ちる一方だった。メイン練習が階段登りだった2017年に出られてれば、、と惜しまれる。

4) 前日・当日の過ごし方のまずさ

・前夜に過去レースの情報チェック等でスマフォ見過ぎ。(0時~6時で6時間睡眠は確保したが、レースに向かう気持ちとしては甘い)

・当日朝、宿から会場まで荷物背負って4.7km自走。(涼しいからウォームアップ的にもよいだろうと思ったが、実は体力消耗?)

・スタート位置に並んだのが8:15で、かなり後方からのスタート位置。(実際は8時から集合開始だった模様。人数が1200人程度と少ないので最後方でもロス1分半程度かとは思うが、ボーダーラインの人にとっては大きい)

・スマフォを持ちながらの登坂(登山道は歩きながらなので撮影自体はロス少ないが、手を膝に着けて登坂することができなかった)

 

前日〜当日の過ごし方

7/25(木) 16:00 自宅発 → 車(中央道で2時間少々) →18:10 東吉田小学校駐車場着 → 18:30 シャトルバス(2km)→ 18:45頃 受付会場 富士吉田会館 → 自走(3km) → 19:40 宿着 → 0:00 就寝

7/26(金) 5:50起床 → 大(重要) → グラノーラとカロリーメイトを2本食す → 7:00宿発 → 自走4.7km → 7:45頃 富士吉田市役所前 → 8:00 荷物預け → 8:30 五合目コーススタート → 11:00 フィニッシュ → 15分程度徒歩 → 5合目荷物(緑色袋)の受け取り → 着替え → 10分程度徒歩 → バスが500mの長蛇の列!1時間くらい待ったか。。 → 13:30 市民会館着。程なくうどん売り切れ。。→14:40頃の抽選まで粘るも収穫ゼロ。歩いて駐車場へ。15:30 駐車場発 → 八王子まで大渋滞に巻き込まれ → 18:50着

 

その他リンク